ドクダミ科  Saururaceae

分類 被子植物(Angiosperm)-基部被子植物群(Basal angiosperms)-モクレン類(magnoliids)-コショウ目(Piperales)
分布 東アジアと北米の温帯に5属7種が分布し、日本にはドクダミとハンゲショウの2属2種が自生する。
特徴 多年草。根茎もち、芳香があり、無毛又は短毛があり、湿った場所に生える。茎は単一又は分枝し、維管束の集合が 1(~2)個の輪になる。葉は根生又は(及び)茎葉が互生し、単葉。托葉があり、葉柄に沿着する。葉柄が普通ある。葉身は全縁。花序は頂生し、コンパクトな円錐形の穂状又はまばらにつき、 穂状花序のような総状花序が頂生又は葉に対生する。花は両性、花被はなく、各々の花に盾状でない苞がつく。雄しべは(3~)6(~8)個、子房下生又は子房上生。葯は2室。雌しべ1個。心皮は3~5(~7)個、子房は1又は3~5(~7)室。胎座型は側膜又は縁辺。胚珠は2又は 18~40個。花柱と柱頭は明瞭。果実は蒴果又は分離果。種子は1個又は多数(~40)。胚乳は乏しく、外胚乳は豊富。胚は小さい。
用途 ドクダミは十薬ともいわれ、いろいろな病気に効く民間薬の王様ともいわれる。
ドクダミ属 ドクダミ Houttuynia cordata Thunb.
ハンゲショウ属 ハンゲショウ Saururus chinensis (Lour.) Baill.