アブラナ科  Brassicaceae (Crucifera)
分布 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-バラ上群(Superrosids)-アオイ類(malvids)-アブラナ目(Brassicales)
分布 約300属3200種が南極大陸を除いて全世界に分布し、特に北半球の温帯に多く分布し、日本には21属約60種が自生する。
特徴 草本。1年草、2年草、多年草、ときに亜低木又は低木。腺のない毛状突起は単細胞、単純毛、有柄又は無柄、2~多くの又状毛、星状毛、樹枝状、単細胞性のT形(中着、2裂、平伏)、まれに盾状、鱗片状。腺のある毛状突起は多細胞性、単列又は多列。茎は直立、斜上、平伏、時に欠く。葉は無托葉、単葉、全縁、羽状2全裂まれに3小葉、羽状複葉、掌状複葉、2回羽状複葉。根生葉はロゼット又は輪生し、有柄又は無柄、ときに欠く。茎葉は普通、互生、稀に対生し、有柄又は無柄、ときに欠く。花序は有苞又は無苞、総状花序~散房花序~円錐花序~ときに単生花。花は子房上位花、ほとんど放射相称花。萼片4個、2対がX字形につき、離れて独立し又はまれに、癒合し、袋状にならず又は側(内)部の対が袋状になる。花弁は4個、萼片に互生し、十字架状(十字形花弁)に並び、まれに未発達になり、又は欠ける。雄しべは6個、3輪につき。4長雄しべ(外側の2個は内側のものより短い)、まれに全部が同長。ときに雄しべが2又は4個、ごくまれに8~24個。花糸は細く、翼又は付属体があり、中間の対は独立し、まれに癒合する。葯は2半葯(葯室)、隙間から縦に裂開する。花粉粒は3溝粒。蜜腺は花托につき、変化が多く、側花糸の基部に対生してつき、中間の腺があるときとないときがある。雌しべは2心皮。子房は上位、無柄又は明瞭な子房柄があり、ほぼ2室、2胎座につながる偽隔壁がある。胎座型は側膜胎座まれに頂生胎座。胚珠は倒生胚珠~湾生胚珠~二珠皮性胚珠、1室に1個~多数。果実は概ね、2室の蒴果、普通、長角果(長さが幅の3倍以上)、短角果(長さが幅の3倍以下)といわれる。裂開又は非裂開、ときに分裂し、小堅果状~節果状~翼果状、円柱形、角がある、広い隔壁(latiseptate:隔壁に平行に扁平)又は狭い隔壁(angustiseptate:隔壁に直角に扁平)。バルブ(室)は2(又は3~6)。レプルム(隔壁)は宿存胎座 persistent placentaであり、円形、まれに扁平又は翼があり、隔壁は完全なもの、穴があるもの、縁だけのもの、欠くものがある。花柱は1個、明瞭又は使われなくなり又は欠く。柱頭は頭状~円錐状、全縁又は2裂、ときに裂片が沿着して独立し又は合着する。種子は内胚乳が無く、室ごとに単列又は2列に並ぶ、1個のときは非連続、翼があるものと無いものがあり、湿ると粘性があるものとないものがある。子葉は幼根が子葉につく位置に背位(incumbent)と側位(accumben)とがあり、子葉は二つ折り(折り畳み子葉胚)と螺旋巻き(螺旋子葉胚)がある。地上性発芽。
栽培 野菜(ダイコン、カブ、ハクサイ、キャベツなど)、根菜(ワサビなど)、観賞用(ナノハナ(アブラナ)など)に、広く栽培されている。
アブラナ属 アブラナ Brassica rapa L. var. oleifera DC.
カラシナ Brassica juncea (L.) Czern.
カンザキハナナ Brassica sp.
キャベツ Brassica oleracea L. var. capitata L.
セイヨウアブラナ Brassica napus L.
ハボタン Brassica oleracea L. var. acephala DC. f. tricolor Hort.
アラセイトウ属 アラセイトウ Matthiola incana (L.) R.Br.
イヌガラシ属 イヌガラシ Rorippa indica (L.) Hiern.
スカシタゴボウ Rorippa palustris (L.) Besser
イヌナズナ属 イヌナズナ Draba nemorosa L.
エゾスズシロ属 エゾスズシロモドキ Erysimum repandum L.
オオアラセイトウ属 オオアラセイトウ Orychophragmus violaceus ( L. ) O.E. Schulz
オランダガラシ属 オランダガラシ Nasturtium officinale R.Br.
カキネガラシ属  イヌカキネガラシ Sisymbrium orientale L.
カキネガラシ Sisymbrium officinale L. Scop.
カラクサナズナ属 カラクサナズナ Lepidium didymum L.
ダイコン属  ダイコン Raphanus sativus L.
ハマダイコン Raphanus sativus L. var. raphanistroides (Makino) Makino
タネツケバナ属 オオバタネツケバナ Cardamine regeliana Miq.
コタネツケバナ Cardamine parviflora L.
タネツケバナ Cardamine flexuosa With.
ヒロハコンロンソウ Cardamine appendiculata Franch
マルバコンロンソウ Cardamine tanakae Franch. et Savat.
ミチタネツケバナ Cardamine hirsuta L.
ナズナ属 ナズナ Capsella bursa-pastoris (L.) Medic.
マメグンバイナズナ属  キレハマメグンバイナズナ Lepidium bonariense L.
マメグンバイナズナ Lepidium virginicum L.
ヤマガラシ属 ハルザキヤマガラシ Barbarea vulgaris R. Br.
ヤマハタザオ属 ハタザオ Arabis glabra (L.) Bernh.
ヤマハタザオ Arabis hirsuta (L.) Scop.
ワサビ属 ユリワサビ Wasabia tenuis (Miq.) Matsum.
ワサビ Wasabia japonica ( Miq.) Matsum.
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