自生は少ないが、栽培は比較的容易であり、園芸種として栽培され、園芸品種も多い。
根は球形に肥厚する。葉は互生し、茎の途中に2~3個つき、長さ7~12㎝、幅3~8㎜の線形~広線形、先は尖り、基部はやや茎を抱き、葉鞘となる。茎頂の小花序に数個~十数個の花をつける。花は紅紫色、苞は長さ7~12㎜の狭披針形。背萼片は側花弁2個とほぼ同長、側花弁を覆うようにつく。側萼片は長さ5~6㎜、横~斜め上につく。唇弁は長さ約13㎜、幅約13㎜、3深裂し、中裂片の先は円頭~微凹頭。距は長さ10~15㎜、前方へ湾曲する。
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