川の流れのある比較的上流のふちなどで見られる。地表を這う匐枝を長く出し、群生する。匐枝は、長いものは10mに達し、葉鞘に被われ、節から根と芽を出す。茎は直立し、節に白毛が生える。葉は互生し、長さ10~30㎝、幅2~3㎝。葉鞘は紫色を帯びる。葉舌は短毛。花序は長さ約30㎝の円錐状。小穂は長さ8~12㎜、紫色を帯び、3~4個の小花がつく。小花の基部には白色の長毛がある。苞穎のうち短い側の第1苞穎は小花の護穎(外花頴)の長さの2分の1以上。2n=48
ヨシは池や下流の流れのほとんどないところに生え、根茎はあるが地表を這う匐枝はない。また、茎の節にほとんど毛がなく、葉舌の毛が長い。