ツルナ  蔓菜
[中国名] 番杏 fan xing
[英名] Warrigal greens,New Zealand spinach
[学名] Tetragonia tetragonoides (Pall.) Kuntze
Demidovia tetragonoides Pall.
Tetragonia expansa Murray
ハマミズナ科 Aizoaceae  ツルナ属
三河の植物観察
ツルナの花序
ツルナの花
ツルナの葉
ツルナ果実
ツルナ果実拡大
ツルナ種子
アイスプラントの塩嚢細胞
ツルナ
ツルナ葉裏
ツルナの落ちた果実
ツルナ果実と中の核
 太平洋岸の砂浜に生える。茎はつる状で地を這い、食用とされるためこの名がつけられた。葉は互生し、長さ3~7㎝の卵状三角形、多肉質で柔らかい。葉がキラキラ光るのは、葉の表面にある粒状に突起した塩嚢細胞(Bladder cells)があるためである。花はいびつな形をしていることが多く、葉脇につき、小さい。花弁のように見えるのは黄色い萼片で、4~5裂する。果実は核果で、4~5個の突起が頭部にあり、裂開しないでそのまま落ちる。果実に核は1個だけで、核には果実と同じような突起がある。果実の中は発砲スチロール状のものが詰まっており、果実の下半部は詰め物だけで、軽く水に浮きやすくなっている。種子は核の上部の4~5個の膨らみの中に1個ずつ分かれて入っている。海水が影響しないところでは冬~春に果実が大量に落ちているのが見られる。2n=16
 最近、ツルナの葉に少し似て、葉がキラキラ輝く、アイスプラントという多肉質の植物を店先で見かけるようになった。少し塩味がし、ぷちぷちした食感があるといわれている。これは南アフリカなどが原産の Mesembryanthemum crystallinum L. であり、ツルナと同様、塩嚢細胞をもつ。食べてみたところ、ほとんど味がなく、塩味もない。食感は非常によく、ドレッシングで味付けすると美味しい。顕微鏡で見た塩嚢細胞の写真が右のものである。
[花期] 4~11月
[草丈] 地をはう
[生活型] 多年生
[生育場所] 太平洋岸の砂浜
[分布] 在来種 日本全土(北海道は西南部だけ)、中国、台湾、オーストラリア、ニュージーランド
[撮影] 西浦海岸  02.4.29
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