チガヤ  茅萱 千茅
[別名] ケチガヤ、フシゲチガヤ、ツバナ(摘花菜)
[中国名] 大白茅 da bai mao
[英名] cogongrass, Japanese blood grass
[学名] Imperata cylindrica (L.) Raeusch. var. koenigii (Retz.) Pilg.
Imperata cylindrica (L.) Raeusch. var. major (Nees) C.E.Hubb.
Imperata cylindrica (L.)P.Beauv. (広義)
イネ科 Poaceae  チガヤ属
三河の植物観察
チガヤの花穂
チガヤの節の毛
チガヤの葉
チガヤの葉耳
チガヤ
チガヤ護頴に包まれた果実
チガヤ内頴に包まれた果実
 和名の由来は、群がって生えることから。開花前の若い花穂は「ツバナ」と呼ばれ、万葉集にも歌われている。かむと甘味があり、根茎は利尿、止血の漢方薬として用いられる。茎の節に毛があるものをチガヤ(ケチガヤ、フシゲチガヤ) var. koenigii.、毛がないものをケナシチガヤ var. cylindrica と分類されている。
 根茎は長く横に伸び、白色。葉は長さ20~50㎝、幅約1cm、葉縁や葉先が赤くなることが多い。普通、茎の節に毛が生える。花穂は10~20㎝の円柱形。小穂は苞頴に包まれ、長さ2.5~4(4.5)㎜の披針形。護頴は長さ3~4㎜、基部に長さ8~10㎜の綿毛が生える。葯は長さ2~3㎜。果実は長さ約1㎜、褐色。柱頭は紫褐色、2岐、花後の白い綿毛の中に残っていることがよくある。
 ケナシチガヤ(カワラチガヤ) var. cylindrica は北海道、本州、四国、九州、中国、ロシア、西アジア、北アフリカ、ヨーロッパ南部に分布する。花期が4~5月と早く、やや湿った場所を好み、茎の節に毛がなく、葉鞘に白粉があり、葉縁の刺が小さい。小穂は長さ4.5~6㎜。葯の長さ 3~4㎜。中国名は白茅(bai mao) 。日本ではチガヤとケナシチガヤとの雑種が分布域の境界付近である東北北部や鹿児島県で多く、数10km単位の交雑帯があることが確認されている。
[花期] 5~6月
[草丈] 30~80㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山野、道端
[分布] 在来種   本州(秋田県以南)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾、インド、パキスタン、スリランカ、イラン、アフガニスタン、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナム、オーストラリア
[撮影] 御津町大草海岸 07.5.27
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