テリミノイヌホオズキ(垂れ実型・種子白色)  照実の犬酸漿
[英名] American black nightshade
[学名] Solanum americanum Mill.
Solanum nodiflorum Jacq
ナス科 Solanaceae  ナス属
三河の植物観察
テリミノイヌホオズキ垂れ実・種子白色の花序
テリミノイヌホオズ垂れ実・種子の花
テリミノイヌホオズ垂れ実・種子の花
テリミノイヌホオズキ垂れ実・種子白色の光沢の強い果実
テリミノイヌホオズキ果実のフケ様班紋
テリミノイヌホオズキ垂れ実・種子白色の雄しべ雌しべ
テリミノイヌホオズキ垂れ実・種子白色の葯
テリミノイヌホオズキ垂れ実・種子白色の茎
テリミノイヌホオズキ垂れ実・種子白色
テリミノイヌホオズキ垂れ実・種子白色
テリミノイヌホオズキ垂れ実・種子白色の葉
テリミノイヌホオズキ垂れ実・種子白色の葉裏
 テリミノイヌホオズキは北アメリカ原産のSolanum americanumとされており、特徴は果実のフケ状班紋white flecks が明瞭であることである。日本では垂れ実型とカンザシイヌホオズキ型の2タイプが日本では確認報告されている。 テリミノホオズキの垂れ実型と思われるものに、種子が淡褐色と白色の2タイプあることがわかった。いずれも球状顆粒はない。(テリミノイヌホオズキ参照)。
 種子の白色のタイプの概要は次のとおり。
 茎は節で曲がり、倒伏して這い、やや紫色を帯び、稜があある。葉縁は波状の鋸歯が低くほぼ全縁のことが多い。花は1花序に3~7個。花冠は白色、平開時の直径7~10㎜。花冠は後方へ曲がっていることがほとんどなく、平開する。葯は褐色を帯び、長さ1.3~1.5㎜。花柱は長さ1.9~2.5㎜。カンザシイヌホオズキ型と似て花が小さめである。果実はやや横幅が広く、直径6~9㎜、平均8㎜と大きい。熟す前は果実の表面にフケ状の斑紋が顕著であり、熟すと黒色になり光沢が明瞭に強い。果実中の種子はほぼ白色で、17~59個。種子は長さ1.3~1.7㎜。球状顆粒は0。
 テリミノイヌホオズキ垂れ実型の種子の淡褐色タイプは茎が直立することが多く、花がやや大きく、果実の光沢がわずかに少なく、光沢が少ないこともしばしば見かけられる。
 他のイヌホオズキとの比較はイヌホオズキ類の比較表参照。
 葯が褐色を帯びることが知られているのはSolanum scabrum Miller=Garden Huckleberryであり、花冠の切れ込みが浅く、球状顆粒をもたないものであり、似ているところがある。次に解説を示すとおり、葯や花柱が長く、果実も大きい。このため、テリミノイヌホオズキに含めた。
 Solanum scabrum Miller=Garden Huckleberry (同義語 S. nigrum L. guineese L .Solanum scabrum Lam. not Mill.)
 南アメリカ原産。直立し、無毛から少毛。横に分枝し、水平に広がる。茎は顕著に歯のつく翼がある。葉は普通、卵形、場合によっては披針形。大きく、長さ10~12(16)㎝、幅6~8(14)㎝【4.5~22×3~16】。縁は全縁又は波状鋸歯、切れ込みはない。葉先は鋭頭又は鈍頭。花序は単一又は二又のあいまいな集散花序に花は6~14(27)【3~12】個つく。【花柄は1~2.5㎝】、果柄は直立し、長さ3~6㎝。【小花柄は長さ4~9㎜、果時12㎜】萼は長さ1.9~3.5(4.5)㎜【2~4.5㎜】。萼片は成果から離れて曲がる。花は星形、白色~淡紫色、基部が黄色~緑色、直径7~9㎜【直径7~16㎜、裂片長さ3~6㎜】。葯は褐色~紫色を帯びた褐色、長さ2.5~3.3㎜【2~3㎜】。花柱は長さ2.9~4.5㎜【3~4.5㎜】、葯から抜き出ることはない。果実は卵形、不明瞭な表皮の深紫色、幅15~17㎜【10~16㎜】。種子は長さ2~2.2㎜【2~3㎜、クリーム色】、多数で144個まで。球状顆粒なし。2n=6x=72。【】内はPROTA(Plant Resources of Tropical Africa)の示す値。
[花期] 9~12月
[草丈] 30~80㎝
[生活型] 1年草又は多年草
[生育場所] 林縁、田の畔、畑、道端、
[分布] 帰化種  北アメリカ南部~南アメリカ原産
[撮影] 吉良町  11.12.13
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