タチアオイ  立葵
[中国名] 蜀葵 shu kui
[英名] hollyhock
[学名] Alcea rosea L.
Althaea rosea (L.) Cav
アオイ科 Malvaceae  タチアオイ属
三河の植物観察
タチアオイの花
タチアオイの雄しべ筒
タチアオイの萼
タチアオイの苞葉と萼の星状毛
タチアオイの茎
タチアオイ
タチアオイ葉
 古くからの栽培種。日本へは中国から渡来し、中国原産といわれていたが、トルコ原産種と東ヨーロッパ原産種との雑種と推定され、ビロードアオイ属 Althaea に分類されることが多くなった。梅雨期に花が咲くため、ツユアオイとも呼ばれる。多くの園芸品種があり、栽培も多く、ときに道端に逸出したものが見られる。フヨウやムクゲのフヨウ属に花が似ているが果実が異なる。
 茎は直立し、毛が密生する。托葉は長さ約8㎜の卵形、先が3裂する。葉柄は長さ5~15㎝、星状毛がある。葉は円形に近く、直径6~16㎝、5~7裂し、両面に星状毛がある。花茎が長く直立し、穂状に花が多数つく。苞葉はカップ形、長さ6~8㎜、普通6~7裂し、星状毛が密生する。萼は直径2~3㎝の鐘形、裂片は長さ1.2~1.5㎝、星状毛が密生する。花は赤、紫、白、ピンク、黄色など、直径6~10㎝、花弁はときに二重や八重もある。雄しべ筒は長さ約2㎝、花糸は長さ約2㎜。花柱は分枝し多数、有毛。分離果は直径約2㎝、円盤型、有毛。分果はほぼ円形。
 フヨウは木本、大きくなる。葉は五角状卵円形、掌状に浅く3~7裂する。花の花柱は曲がり、先が5裂し、毛が密生し、柱頭が平らに開く。果実は球形の蒴果。種子に長い毛がある。
 アメリカフヨウは草本、葉は広卵形~卵形、先は0~5裂する。花弁が円く、花全体も円い。種子は無毛。
 ムクゲは樹形が高くなり、葉が菱状卵形、縁には不揃いな粗い鋸歯がある。開花が6月から始まり、花柱が曲がらない。種子も長さ5~6㎜と大きく、背にだけ毛がある。
[花期] 6~8月
[草丈] 1~2(3)m
[生活型] 多年草
[生育場所] 庭、公園、耕作地
[分布] 園芸種
[撮影] 新城市  12.9.30
TOP Back