タシロラン  田代蘭
[別名] タカトリラン
[中国名] 虎舌兰 hu she lan
[英名] drooping orchid , rose epipogium , ghost orchid , leafless nodding orchid
[学名] Epipogium roseum (D.Don) Lindl.
ラン科 Orchidaceae  トラキチラン属
三河の植物観察
タシロランの花序
タシロランの花
タシロランの唇弁
タシロランの鞘状の葉
タシロラン
タシロランの蕾
タシロランの花横
 和名は発見者の田代善太郎氏の名をとり、牧野富太郎博士により命名された。愛知県の絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。愛知県レッドデータブックに記載されているように最近、増加傾向にある。2015年は蒲郡で約70本の群生が見られた。
 腐生殖物、葉緑素がなく、全体に白黄色を帯びる。根茎は長さ1~5㎝、太さ0.5~2㎝の円筒状の卵形~楕円形、多数の節がある。茎は中空、直径3~7㎜の円筒形、直立する。 鱗片葉は離れて1~8個つき、膜質、長さ7~13㎜の鞘状。茎頂に総状花序を出し、2~16個程度の花をつける。総状花序は花のつかない苞より上で、長さ10~20㎝。花は下部から開花する。苞は長さ7~12㎜、幅4~7㎜、紅紫色の斑点が普通ある。小花柄は長さ3~7㎜。萼片は長さ8~11 ㎜、幅1.5~2.5(3)㎜の線状被針形、先がほぼ尖る。側花弁は萼片に似るが、やや短く、幅が広く、長さ7~10㎜、幅2~3㎜の狭卵状被針形、鋭頭~鈍頭。唇弁は広げたとき、長さ8~12㎜、幅6~7㎜の広卵形、紅紫色の斑点があり、縁は微細な鋸歯状になる。唇弁の基部にある距は長さ3~5㎜、幅1.5~2.5㎜、長楕円形(円筒状)、先が丸く、子房側に突き出る。子房は長さ5~7㎜、惰円形、6脈がある。ずい柱は長さ2.5~4.5㎜、先端の葯は類球形、直径約4㎜。蒴果は長さ5~7㎜、幅約5㎜の楕円形。種子は長さ.3㎜、惰円形、網目模様がある。2n=68。
[花期] 6下旬~7月初旬
[草丈] 10~45(60)㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山地の常緑樹林内
[分布] 在来種 本州(関東地方以西))、四国、九州、沖縄、台湾、インド、ネパール、ブータン、スリランカ、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン、アフリカ、オーストラリア、南太平洋諸島
[撮影] 新城市  14.6.30
蒲郡市  15.7.10 
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