タニガワスゲ 谷川菅

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Flora of Mikawa

カヤツリグサ科 Cyperaceae スゲ属

中国名 溪水薹草 xi shui tai cao
学 名 Carex forficula Franch. et Savat.
タニガワスゲリの花穂
タニガワスゲの雄小穂拡大
タニガワスゲの雌小穂拡大
タニガワスゲの苞の無鞘の基部
タニガワスゲの基部の糸網
タニガワスゲ
タニガワスゲ花序
タニガワスゲ葉表
タニガワスゲ葉裏
タニガワスゲ果胞
果 期 4~6月
高 さ 30~70㎝
生活型 多年草
生育場所 河畔、水辺
分 布 在来種 北海道(西南部)、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア
撮 影 西尾市(幡豆町) 12.512
根茎は短く、匐枝を出さず、叢生して、大株になる。基部の鞘は葉身がなく、濃褐色、糸網を生じる。葉は幅が2~4㎜。葉表は濃緑色で葉裏が粉白色。苞は無鞘。頂小穂は長さ2~4㎝、雄性。雌性の側小穂は長さ2~5㎝で直立する。果胞は長さ3.5~4㎜、扁平、嘴は長く、縁に小歯があり、口部は鋭い2歯。鱗片は果胞より短く、側面が黒紫色で、中肋は緑色。果実は長さ約2㎜、倒卵形、断面はレンズ状。柱頭は2岐。2n=72,78
 ヤマアゼスゲは根茎が広がり、叢生がまばら。果胞が長さ約2.5~3㎜と小さく、嘴が短く小歯がない。