タイワンホトトギス 台湾杜鵑草
Flora of Mikawa
ユリ科 Liliaceae ホトトギス属
中国名 | 台湾油点草 tai wan you dian cao |
英 名 | Taiwanese toad lily , formosa toad-lily |
学 名 | Tricyrtis formosana Baker |
花 期 | 9~10月 |
高 さ | 45~80㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山地のやや湿った場所 |
分 布 | 在来種 西表島、台湾 |
撮 影 | 豊川市 12.10.4 |
日本では西表島だけにわずかに自生する。園芸栽培されているのはホトトギスとの交雑品も多いといわれている。寺の庭に植えられ、生育状態は良い。日本にはvar.
formosanaだけだが、台湾には他にvar. grandfloraとvar. glandosaの2変種がある。
茎は普通、屈曲し、無毛かわずかに毛がある。葉は互生し、長さ8~13㎝、幅2.5~4.5㎝の倒被針形又は狭い楕円状披針形~倒卵形、葉表は無毛に近く、葉裏は有毛、特に脈に沿って多い。葉の基部は茎を抱き、縁に毛があり、先は尖る。茎頂又は葉腋の集散花序にまばらに花をつける。小花梗は長さ1~6㎝、有毛。花はトランペット形、花被片は斜め上向きに開き、青紫白色、縁が濃く、表面に濃い紫色の斑点があり、披針形又は倒披針形~惰円形、長さ2~2.5㎝、裏面はやや暗紫色を帯び、まばらに毛がある。花被片の内面基部の橙色の斑紋はやや不明瞭、基部の両側の膨らみが黒色を帯びる。花柱や柱頭、花糸にも斑点がある。蒴果は長さ2.5~3.5㎝、幅5~6㎜。2n=26
ホトトギスは花被片が斜開し、花がよく似ている。全体に大きく、花序の枝分かれがない。蕾がほぼ白色、花被片基部の膨らみも黒っぽくならない。
茎は普通、屈曲し、無毛かわずかに毛がある。葉は互生し、長さ8~13㎝、幅2.5~4.5㎝の倒被針形又は狭い楕円状披針形~倒卵形、葉表は無毛に近く、葉裏は有毛、特に脈に沿って多い。葉の基部は茎を抱き、縁に毛があり、先は尖る。茎頂又は葉腋の集散花序にまばらに花をつける。小花梗は長さ1~6㎝、有毛。花はトランペット形、花被片は斜め上向きに開き、青紫白色、縁が濃く、表面に濃い紫色の斑点があり、披針形又は倒披針形~惰円形、長さ2~2.5㎝、裏面はやや暗紫色を帯び、まばらに毛がある。花被片の内面基部の橙色の斑紋はやや不明瞭、基部の両側の膨らみが黒色を帯びる。花柱や柱頭、花糸にも斑点がある。蒴果は長さ2.5~3.5㎝、幅5~6㎜。2n=26
ホトトギスは花被片が斜開し、花がよく似ている。全体に大きく、花序の枝分かれがない。蕾がほぼ白色、花被片基部の膨らみも黒っぽくならない。