タイマツバナ  松明花
[別名] ベルガモット、ビーバーム、モルダナ
[中国名] 美国薄荷 mei guo bo he
[英名] bergamot , beebalm , fragrantbalm , mountain-mint , Oswego-tea
[学名] Monarda didyma L.
シソ科 Lamiaceae (Labiatae)  ヤグルマハッカ属
三河の植物観察
タイマツバナの花序
タイマツバナの花
タイマツバナの花序の蕾
タイマツバナ葉
タイマツバナ
タイマツバナ萼と蕾
 柑橘類の香料のベルガモットに似た香りがするハーブであり、ハチミツ用、観賞用などにも栽培される。アメリカインディアンのオスウェゴ族がハーブティとしての利用法を教えた民間伝承がある。原産地では湿った林内、川岸などに密に群生し、夏に開花する。
 茎は頑強、断面が四角形、節と茎上部の稜に長軟毛がある。葉は芳香があり、十字対生し、葉柄は下部では長さ2.5㎝以下、上部ではほとんど欠く。葉身は長さ6.5㎝幅3~8㎝、卵状披針形~卵形、紙質で薄く、濃緑色、脈が赤色を帯び、縁に粗い鋸歯があり、基部は円形、先は尖鋭形。葉表は長軟毛があるかほぼ無毛、葉裏はまばらに目立つ腺があり、脈に毛がある。茎頂に頭状の輪状集散花序を1個つけ、花序は直径6㎝以下。花は花序に約30個つき、長さ3~4㎝。苞は短柄があり、葉状、全縁、赤色、花序より短い。小苞は線状錐形、長さ約10㎜、幅約1.5㎜、長い尾形、微軟毛があり、赤色。花柄は長さ約1㎜、微軟毛がある。萼はわずかに曲がり、長さ約10㎜、幅約2.5㎜、乾くと紫赤色、脈に軟毛があり、のど部にまばらに剛毛がある。萼歯は等長、錐状三角形、長さ約1㎜、先は刺状。花冠は狭い筒形、スカーレット色、長さ2.5~3.5㎝、微軟毛 がある。上唇は直線状、わずかに外側に曲がり、全縁。下唇は広がり、中裂片は狭く、先は凹形。雄しべは花冠から突き出る。小堅果は楕円形、長さ1.5~1.8㎜、幅0.8~1㎜、背面は凸面状、腹面は平坦。2n=32 36。
 ベルガモット Citrus × bergamia はミカン科の常緑高木の栽培種。主産地はイタリアであり、世界の約95%が生産される。ダイダイ とマンダリンオレンジの交雑種と推定されている。果実は苦みが強いため食用にはされず、果実から精油を採取し、香料として使用される。爽やかな柑橘系の香りで、アールグレイティーの香りとしてよく知られ、香水やコロンに使われる。
[花期] 6~10月
[草丈] 50~90(150)㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 園芸種
[分布] 帰化種  北アメリカ原産
[撮影] 西尾市  16.6.27
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