スズラン  鈴蘭
[別名] キミカゲソウ 君影草
[中国名] 铃兰 ling lan 、君影草 jun ying cao
[英名] Japanese lily of the valley
[学名] Convallaria majalis L. var. keiskei (Miq.) Makino
Convallaria majalis L. var. manshurica Kom.
Convallaria keiskei Miq. (basionym)
キジカクシ科 Asparagaceae  スズラン属
三河の植物観察
スズランの花序
スズランの花
スズランの葉
スズラン
 キジカクシ科は旧分類のユリ科から分割された。
 ドイツスズランとスズランは以前は別種として分類されていたが、現在はConvallaria majalisの変種として分類されている。クサスギカズラ科 Asparagaceae として分類されることもある。Flora of China では変種として分けていない。スズランの方が小型で普通高さ20㎝以下、花茎が葉より短い。ドイツスズランは普通高さ20~30㎝、花茎が葉と同長以上のことが多い。
 根生葉が2個まれに3個つく。葉柄は8~20㎝、葉身は楕円形~卵状被針形、長さ7~20㎝、幅3~8.5㎝、基部は楔形、 先は尖る。葉裏は白色を帯びる。花茎は長さ15~30㎝、わずかにアーチ状に曲がる。冬は葉が枯れる。苞は披針形、長さ3~6㎜、小花柄より短い。小花柄は長さ6~15㎜。花被は白色、長さ5~7㎜、幅5~7㎜、広釣鐘形、先が小さく6裂して反り返る。裂片は卵状三角形、長さ約2㎜、幅約2㎜、1脈があり、先は鈍い。雄しべは6個。長さ約4㎜、 花糸は基部ほど幅が広くなり、葯と同長。葯は黄色、類楕円形。花柱は長さ2.5~3㎜、円柱形。液果は赤色に熟し、球形、直径6~12㎜。2n=38。
  ドイツスズランConvallaria majalis var. majalis(European lily of the valley)はヨーロッパ原産。観賞用に栽培されている。日本に野生するスズランに比べ、大型。葉は長さ20~50㎝、幅2.5~13㎝、葉柄が長さ10~30㎝、葉身は長さ9~20㎝。葉脈が透けて見える。花茎は長さ10~23㎝。花序は葉の1/2長。苞は広披針形、長さ4~10㎜、小花柄より短い。花被片は中肋が白色。小花柄は長さ7~12㎜。雄しべ6個。花糸は基部が淡紫色、葯は淡緑色。2n=38。
 アメリカスズラン Convallaria majalis var. montana = Convallaria majuscula (American lily-of-the-valley) は葉が長さ20~50㎝、幅2.5~13㎝、葉柄が長さ10~30㎝、葉身は長さ10~26㎝。葉脈が透けて見える。花茎は長さ15~30㎝。花序は葉の1/2長。苞は披針形、長さ10~20㎜、小花柄と同長又は長い。花被片は中肋が緑色。小花柄は長さ7~11㎜。雄しべの花糸は葯より長い。2n=38。
[花期] 7~9月(低地では4~5月)
[草丈] 18~30㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山地、高原の草地
[分布] 在来種   北海道、本州(中部地方以北)、朝鮮、中国、モンゴル、ロシア、ミャンマー
[撮影] 豊橋市(植栽)      15.4.21
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