スズメノエンドウ 雀野豌豆

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Flora of Mikawa

マメ科 Fabaceae ソラマメ属

中国名 小巢菜 xiao chao cai
英 名 hairy tare, tiny vetch
学 名 Vicia hirsuta (L.) S. F. Gray.
スズメノエンドウの花
スズメノエンドウの托葉
スズメノエンドウの果実
スズメノエンドウの完熟した果実
スズメノエンドウの裂開した果実
スズメノエンドウの豆
スズメノエンドウ
スズメノエンドウの葉
スズメノエンドウの葉表裏
花 期 4~6月
高 さ つる性(15~90㎝)
生活型 2年草
生育場所 日当たりの良い野原、道端、畑
分 布 在来種 本州、四国九州、沖縄、アジア、アフリカ、ヨーロッパ
撮 影 蒲郡市柏原町 05.4.23   実 02.5.11
ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)より小さいため、この名がつけられている。
 葉は羽状複葉、小葉は12~18個。葉先の巻きひげは葉が変化したもので、枝分かれする特徴がある。小葉は長さ5~15㎜、幅1~3㎜、先は凹むか、鈍頭。托葉に腺点はない。長さ2~3㎝の花枝の先に花が3~7個集まってつく。花は長さ3~4㎜の白色に近い淡紫色。種子(豆)は1つの豆果(さや)に2個が普通。豆果は毛が密生し、完熟すると黒色になり、V字形に上向き、2片が裂けて種子(豆)をはじき出す。種子は直径約3㎜の球形、表面にウズラの卵のような班紋がある。2n=12,14
 ヤハズエンドウやカスマグサは種子の数が多い。類似のカスマグサは花が2個ずつペアでつくことが多く、花色がやや濃く、青っぽく見え、巻きひげが1本ずつで枝分かれしない。