シラスゲ 白菅
Flora of Mikawa
カヤツリグサ科 Cyperaceae スゲ属
別 名 | ムシャナルコスゲ |
中国名 | 签草 qian cao |
学 名 | Carex doniana Spreng. synonym Carex alopecuroides D.Don var. chlorostachya C.B.Clarke synonym Carex japonica subsp. chlorostachys (C.B.Clarke) T.Koyama |
果 期 | 4~6月 |
高 さ | 50~70cm |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 川辺、溝の脇、森林、低木の間、草原の湿った場所 |
分 布 | 在来種 日本(北海道、本州、四国、九州)、韓国、中国(福建省、広東省、広西チワン族自治区、湖北省、江蘇省、陝西省、四川省、雲南省、浙江省)、台湾、ヒマラヤ東部(ネパール東部、インド北東部、ブータン、中国のチベット自治区・雲南省、ミャンマー北部)、ネパール、フィリピン原産。 |
撮 影 | 三ヶ根山 11.5.18 |
全体に緑白色、葉の裏面は特に白い。乾くとより白っぽくなる。
根茎は短く、細い匍匐茎がある。稈は高さ30~60㎝、かなり太く、圧縮された三角状で、角に斑点があり、基部に茶色がかった黄色の鞘があり、鞘は時々繊維状に崩壊する。葉は稈よりわずかに長いかほぼ同じで、葉身は幅5~12mm、平らでやや柔らかく、上面には側部に明瞭な2本の葉脈があり、上部の縁にはザラつきがあり、鞘がある。苞は葉状、上部の苞は線形で、抱く小穂よりも長く、鞘は無い。小穂は2~6個、一番下の1~2個の小穂は離れており、上部の小穂はむしろ稈の上部に集まる(approximate 接近する)。頂生の小穂は雄性、線状円筒形、長さ3~7.5㎝、花序柄が有る(花序柄は長さ0.5~3㎝)。側小穂は雌性、ときに頂部に数個の雄花をつけ(androgynous)、円筒形、長さ3~7㎝、幅約5㎜、密に多数の花があり、下部の小穂は短い花序柄があり、上部の小穂はほぼ無柄である。雌の鱗片は淡黄色または部分的に淡褐色、卵状披針形、長さ約2.5㎜、膜質、緑色の1脈があり、縁に鋸歯があり、先は微突形。果胞は緑黄色、最終的には水平に開出し、鱗片より長く(ほぼ同長)、長円状卵形、わずかに膨らんだ三角形、長さ3.5~4㎜、膜質、不明瞭な数本の脈があり、基部は広楔形またはほぼ円形、先は漸尖し、真っ直ぐで短い嘴になり、口部には短い2歯がある。小堅果は暗黄色、緩く包まれ、倒卵形、断面は三角形、長さ約1.8㎜、先は微突形。花柱は基部が太くない。柱頭は3岐、細く、果胞の長さとほぼ等しく宿存する。花期および果期は4~10月(Flora of China)。
根茎は短く、細い匍匐茎がある。稈は高さ30~60㎝、かなり太く、圧縮された三角状で、角に斑点があり、基部に茶色がかった黄色の鞘があり、鞘は時々繊維状に崩壊する。葉は稈よりわずかに長いかほぼ同じで、葉身は幅5~12mm、平らでやや柔らかく、上面には側部に明瞭な2本の葉脈があり、上部の縁にはザラつきがあり、鞘がある。苞は葉状、上部の苞は線形で、抱く小穂よりも長く、鞘は無い。小穂は2~6個、一番下の1~2個の小穂は離れており、上部の小穂はむしろ稈の上部に集まる(approximate 接近する)。頂生の小穂は雄性、線状円筒形、長さ3~7.5㎝、花序柄が有る(花序柄は長さ0.5~3㎝)。側小穂は雌性、ときに頂部に数個の雄花をつけ(androgynous)、円筒形、長さ3~7㎝、幅約5㎜、密に多数の花があり、下部の小穂は短い花序柄があり、上部の小穂はほぼ無柄である。雌の鱗片は淡黄色または部分的に淡褐色、卵状披針形、長さ約2.5㎜、膜質、緑色の1脈があり、縁に鋸歯があり、先は微突形。果胞は緑黄色、最終的には水平に開出し、鱗片より長く(ほぼ同長)、長円状卵形、わずかに膨らんだ三角形、長さ3.5~4㎜、膜質、不明瞭な数本の脈があり、基部は広楔形またはほぼ円形、先は漸尖し、真っ直ぐで短い嘴になり、口部には短い2歯がある。小堅果は暗黄色、緩く包まれ、倒卵形、断面は三角形、長さ約1.8㎜、先は微突形。花柱は基部が太くない。柱頭は3岐、細く、果胞の長さとほぼ等しく宿存する。花期および果期は4~10月(Flora of China)。