ヒメジソに似て、毛が多く、葉の表面に白色の長毛がある。
茎は4綾形で、直立し、よく枝分かれする。茎にも腺点があり、綾には下向きの短毛とやや開出する長毛がある。葉は対生し、長さ3~5㎝、幅1.5~3㎝、両面に長い軟毛があり、葉裏の腺点が目立ち、臭いが強い。葉縁に6~11対の鋸歯がある。花序は総状で、花が2個の仮輪が多数つく。花冠は長さ3~4㎜の淡紅紫色の唇形花。萼は長毛があり、腺点が密生し、上萼歯の先の尖りがやや鋭い。果実は4分果。
イヌコウジュは葉の縁の鋸歯が6~13対と多く、鈍鋸歯。葉は狭卵形~卵形である。上萼歯の先も鋭いことが多い。また、イヌコウジュは腺点が多く、臭いが強くいやみがある。