シマツルボ 縞蔓穂

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Flora of Mikawa

キジカクシ科 Asparagaceae シマツルボ属

別 名 レデボウリア・クーペリー、シラー・アドラミー
英 名 Cooper's False Scilla , Cooper's African hyacinth
学 名 Ledebouria cooperi (Hook.f.) Jessop
シマツルボの花序
シマツルボの花
シマツルボの花2
シマツルボの葉
シマツルボ
シマツルボ花序2
花 期 4~5月
高 さ 10~15㎝
生活型 多年草
生育場所 栽培種
分 布 外来種 南アフリカ、ボツアナ、ナミビア、スワジランド原産
撮 影 西尾市   20.4.30
シマツルボはキジカクシ科、シマツルボ属の園芸種。原産地の野生のものは葉の斑紋が縞状、斑点、無など変化し、花色もライラック色が多いが、園芸種は葉の縞が明瞭で、花がピンク色~ローズ色のものが普通である。
 落葉性、球根をもち、単生、しばしば密に群生し、密なコロニーをつくる。球根はほぼ球形、ほとんどが小さいが様々になり(10㎜×25㎜)、白色、地下の匍匐枝に新しい小球根を生じる。低出葉(cataphylls)は1個。葉は2~5個又はそれ以上つき、ほとんどが槍形(披針形)又はひも形、長さ100~250㎜、明るい緑色(オリーブ緑色)で様々な斑紋をもち、斑点、縞模様(暗紫色の縞)、その両方又は完全に斑紋がなく、同じ集団にしばしば混合して見られる。茎は1~3本、ときにそれ以上、不分枝。花序は葉の横に吊るされ、しかし、若い時にやや直立する集団もあり、後に花期に垂れ下がる。花は小さく、普通、明るい色の星形で、数色の異なった色になり、ほとんどがライラック色で、ピンク色、紫色、緑色もある。花は花序柄に沿って束生し、ボトルブラシ状になる。花は細い花柄がある。蒴果は小さく、3裂し、熟すと裂開する。種子は暗褐色、光沢があり、しわがある。
品種)  Zebra's Quill

シマツルボ属

  family Asparagaceae - genus Ledebouria

 落葉又は常緑、単生~群生、根は針金状、収縮性があり、肉質又は紡錘形、球根は普通、地下生、ときに地上生、球形~円筒形、直径1~20㎝、ときに明瞭な首があり、薄皮があり又は多少、緩く覆瓦状の鱗片があり、黄褐色~紫色、ときに、破れると糸状になり、基部の茎はたまに長さ0~12㎝、低出葉(cataphylls)は0~3個。葉は1~20個つき、花時に部分的又は完全に発達し、直立~低くなり、ときに螺旋状に捻じれ、線形~ほぼ円形、肉質又は革質、無毛~軟毛があり、緑色~紫色、暗緑色又は紫色の斑紋をもつ。花序は1~10個、連続し、それぞれが少数~多数の花がつく総状花序、ときに類穂状花序、花が4~150個つく。花序柄は直立又はぐにゃぐにゃし、平滑又はパピラがあり、ときに斑紋がある。苞は小さく、膜質又は肉質、未発達又は欠く。小苞は有又は無。総状花序は疎又は密、円筒形~球形。花柄はときに痕跡、広がり、長さ10~15.5㎜。花は普通、下向き、緑色、紫色~ピンク色、車形~鐘形~ほぼ球形。花被片は普通、多少、下部で直立し、上部で曲がり、ほとんどが基部で融着し、線形~長円形、普通、2形。内花被片は僧帽形(cucculate)で輻合する(connivent)。雄しべは突き出す又は突き出ず、普通、分離。外側の雄しべは花被片の基部につき、内側の雄しべは外側の雄しべより高く、ときに短く、直立又は広がる。花糸は白色、緑色、ピンク色~紫色、基部は円筒形~わずかに扁平。葯は白色、黄色、又は紫色、背着。子房は卵形又はこま形、3~6裂し、短い分果柄(carpophore)をもち、裂片は形が様々、しばしば、膨れ、裂片の下に蜜腺を生じる、胚珠は室に (1~)2個。花柱は三角形~円柱形。柱頭はほうき状。蒴果は球形~倒卵形~こん棒形、3裂する。種子は各室に2個、球形~ 涙滴形~円盤形、黒色~褐色、種皮はしっかりくっつく。
 世界に約60種あり、アフリカ中部~南部、マダガスカル、アラビア半島、インド、スリランカに分布する。

シマツルボ属の主な種と園芸品種

1 Ledebouria cooperi (Hook.f.) Jessop シマツルボ 縞蔓穂
  synonym Scilla adlamii Baker
 南アフリカ、ボツアナ、ナミビア、スワジランド原産。英名はCooper's False Scilla , Cooper's African hyacinth
 落葉性、高さ10~15㎝。球根をもち、単生、しばしば密に群生し、密なコロニーをつくる。球根はほぼ球形、ほとんどが小さいが様々になり(10㎜×25㎜)、白色、地下の匍匐枝に新しい小球根を生じる。低出葉(cataphylls)は1個。葉は2~5個又はそれ以上つき、ほとんどが槍形(披針形)又はひも形、長さ100~250㎜、明るい緑色(オリーブ緑色)で様々な斑紋をもち、斑点、縞模様(暗紫色の縞)、その両方又は完全に斑紋がなく、同じ集団にしばしば混合して見られる。茎は1~3本、ときにそれ以上、不分枝。花序は葉の横に吊るされ、しかし、若い時にやや直立する集団もあり、後に花期に垂れ下がる。花は小さく、普通、明るい色の星形で、数色の異なった色になり、ほとんどがライラック色で、ピンク色、紫色、緑色もある。花は花序柄に沿って束生し、ボトルブラシ状になる。花は細い花柄がある。蒴果は小さく、3裂し、熟すと裂開する。種子は暗褐色、光沢があり、しわがある。花期は4~5月
品種)  Zebra's Quill

2 Ledebouria ovalifolia (Baker) Jessop  レデボウリア・オバリフォリア
 南アフリカ原産。英名はFlat-leaved African Hyacinth。
 球根の鱗片が破れたときに糸状にならない。葉柄は無い。葉の上面は平滑。花序軸は硬く、平滑。花序は葉より短い。花被片は僧帽形。子房は3裂し、肩は丸い。
 Ledebouria ovatifoliaという学名が似た種がある。子房が6裂する。
品種) 'Dawie Human'

3 その他ハイブリッド
品種) 'Gary Hammer' (False Scilla )

参考

1) PlantZAfrica
 Ledebouria Roth  
http://pza.sanbi.org/ledebouria-genus
2)Plants of the World Online | Kew Science
 Ledebouria Roth  
http://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:24421-1
3) Synopsis of the genus Ledebouria Roth (Hyacinthaceae) in South Africa
 Ledebouria  
https://www.researchgate.net/publication/236033953_Synopsis_of_the_genus_Ledebouria_Roth_Hyacinthaceae_in_South_Africa
4) GRIN
 Ledebouria  
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=6602
5) Ledebouria - Pacific Bulb Society
 Ledebouria  
https://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/Ledebouria
6) Synopsis of Leopoldia, Muscari and Pseudomuscari (Hyacinthaceae)
   in Iran with Leopoldia ghouschtchiensis sp.nova  
https://www.researchgate.net/publication/258244755_Synopsis_of_Leopoldia_Muscari_and_Pseudomuscari_Hyacinthaceae_in_Iran_with_Leopoldia_ghouschtchiensis_spnova