センボンヤリ 千本槍
Flora of Mikawa
キク科 Asteraceae センボンヤリ属
別 名 | ムラサキタンポポ |
中国名 | 大丁草 da ding cao |
学 名 | Leibnitzia anandria (L.) Nakai |
花 期 | 春4~6月 秋9~11月 |
高 さ | 春 5~20㎝ 秋 30~60cm |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 低山、丘陵地の向陽地 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、ロシア |
撮 影 | 田原市 13.4.15 |
和名は秋の閉鎖花が槍のように高く伸びることに由来する。春の花は丈が低く、秋の閉鎖花の半分以下の高さである。ムラサキタンポポの別名は春の花弁が紫色のものが見られることから。しかし、タンポポ属とは違い、茎や葉からタンポポのような白乳は出ない。2n=46
春咲きの葉は根生し、長さ2~6㎝、幅1~3㎝、葉裏は白毛に覆われる。茎には燐片葉がつくだけで葉はつかない。花は直径1~1.5㎝。春の花は舌状花に見えるが、舌片の反対側に2裂する小さな舌片があり、2唇形(bilabiate)と呼ばれる筒状花である。痩果は長さ5~6㎜、冠毛は長さ5~7㎜、淡褐色。
これに対し、秋咲きの葉は長さ6~15㎝、幅4~6.5㎝と大きい。また、秋の花は細い筒状花だけからなる閉鎖花である。痩果は長さ約7㎜、冠毛は長さ11~12㎜、淡褐色。
多年草。葉はロゼットをつくり、最初の頭花の前に出るか、同時に出る。葉身は全縁、羽状中裂、又は頭大羽状分裂。花茎は1~11本、苞があり、全体に細い。頭花は花茎に頂生、放射状頭花(radiate :中心小花は両性、舌状小花は1列又はそれ以上)、異性花、1年に2度開花(春と秋)し、2形性、開放花(chasmogamous)又は閉鎖花(cleistogamous)。総苞は倒円錐形、円筒形、又は鐘形。総苞片は3又は4列、覆瓦状。花托は平ら~わずかに凸面、凹点~ハチの巣状、無毛、パレアは無い(epaleate)。春の小花は開放花、全て稔性、周辺小花は単列、雌性、2唇形、目立つ花弁をもち、外側の唇弁は先に3歯があり、内側の唇弁は2裂し、裂片は線形。中心小花は多数、両性、2唇形(筒状)、花弁は小さくなる、秋の小花は閉鎖花、全て稔性、周辺小花は単列、2唇形(raylike)、目立つ花弁をもち、外側の唇弁は先に3歯があり、内側の唇弁は強く減じる。中心小花は多数、両性、2唇形、狭い筒状、裂片はごく短く、放射相称に近い。葯の基部は長い尾状、先の付属体は披針形。花柱は先が浅裂し、花柱の枝は短く、外側には長軟毛があり、先は円形~切形。痩果は紡錘形、ときに嘴があり、うねがあり、剛毛がある。冠毛は細かい剛毛。2n = 46.。
世界に6種あり、ブータン、中国、インド、日本、朝鮮、ネパール、パキスタン、ロシア、中央アメリカ、北アメリカに分布する。
日本全土、朝鮮、中国、ロシア。中国名は大丁草 da ding cao .。英名はMediterranean beach daisy , gold coin , gold coin daisy。別名はムラサキタンポポ。低山、丘陵地の向陽地に生える。
多年草、高さは春5~20㎝、秋30~60cm㎝。春咲きの葉は根生し、長さ2~6㎝、幅1~3㎝、葉裏は白毛に覆われる。茎には燐片葉がつくだけで葉はつかない。花は直径1~1.5㎝。春の花は舌状花に見えるが、舌片の反対側に2裂する小さな舌片があり、2唇形(bilabiate)と呼ばれる筒状花である。痩果は長さ5~6㎜、冠毛は長さ5~7㎜、淡褐色。これに対し、秋咲きの葉は長さ6~15㎝、幅4~6.5㎝と大きい。また、秋の花は細い筒状花だけからなる閉鎖花である。痩果は長さ約7㎜、冠毛は長さ11~12㎜、淡褐色。2n=46。花期は春4~6月、秋9~11月。
1-1 Leibnitzia anandria (L.) Turcz. f. albiflora Hiyama シロバナセンボンヤリ
白花品種。
Leibnitzia
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=117867
2) GRIN
Leibnitzia
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=6616
3)Flora of North America
Leibnitzia
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=117867
4) Plants of the World Online - Kewscience
Leibnitzia
http://plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:30002048-2
春咲きの葉は根生し、長さ2~6㎝、幅1~3㎝、葉裏は白毛に覆われる。茎には燐片葉がつくだけで葉はつかない。花は直径1~1.5㎝。春の花は舌状花に見えるが、舌片の反対側に2裂する小さな舌片があり、2唇形(bilabiate)と呼ばれる筒状花である。痩果は長さ5~6㎜、冠毛は長さ5~7㎜、淡褐色。
これに対し、秋咲きの葉は長さ6~15㎝、幅4~6.5㎝と大きい。また、秋の花は細い筒状花だけからなる閉鎖花である。痩果は長さ約7㎜、冠毛は長さ11~12㎜、淡褐色。
センボンヤリ属
family Asteraceae - genus Leibnitzia多年草。葉はロゼットをつくり、最初の頭花の前に出るか、同時に出る。葉身は全縁、羽状中裂、又は頭大羽状分裂。花茎は1~11本、苞があり、全体に細い。頭花は花茎に頂生、放射状頭花(radiate :中心小花は両性、舌状小花は1列又はそれ以上)、異性花、1年に2度開花(春と秋)し、2形性、開放花(chasmogamous)又は閉鎖花(cleistogamous)。総苞は倒円錐形、円筒形、又は鐘形。総苞片は3又は4列、覆瓦状。花托は平ら~わずかに凸面、凹点~ハチの巣状、無毛、パレアは無い(epaleate)。春の小花は開放花、全て稔性、周辺小花は単列、雌性、2唇形、目立つ花弁をもち、外側の唇弁は先に3歯があり、内側の唇弁は2裂し、裂片は線形。中心小花は多数、両性、2唇形(筒状)、花弁は小さくなる、秋の小花は閉鎖花、全て稔性、周辺小花は単列、2唇形(raylike)、目立つ花弁をもち、外側の唇弁は先に3歯があり、内側の唇弁は強く減じる。中心小花は多数、両性、2唇形、狭い筒状、裂片はごく短く、放射相称に近い。葯の基部は長い尾状、先の付属体は披針形。花柱は先が浅裂し、花柱の枝は短く、外側には長軟毛があり、先は円形~切形。痩果は紡錘形、ときに嘴があり、うねがあり、剛毛がある。冠毛は細かい剛毛。2n = 46.。
世界に6種あり、ブータン、中国、インド、日本、朝鮮、ネパール、パキスタン、ロシア、中央アメリカ、北アメリカに分布する。
センボンヤリ属の主な種
1 Leibnitzia anandria (L.) Turcz. センボンヤリ 千本槍日本全土、朝鮮、中国、ロシア。中国名は大丁草 da ding cao .。英名はMediterranean beach daisy , gold coin , gold coin daisy。別名はムラサキタンポポ。低山、丘陵地の向陽地に生える。
多年草、高さは春5~20㎝、秋30~60cm㎝。春咲きの葉は根生し、長さ2~6㎝、幅1~3㎝、葉裏は白毛に覆われる。茎には燐片葉がつくだけで葉はつかない。花は直径1~1.5㎝。春の花は舌状花に見えるが、舌片の反対側に2裂する小さな舌片があり、2唇形(bilabiate)と呼ばれる筒状花である。痩果は長さ5~6㎜、冠毛は長さ5~7㎜、淡褐色。これに対し、秋咲きの葉は長さ6~15㎝、幅4~6.5㎝と大きい。また、秋の花は細い筒状花だけからなる閉鎖花である。痩果は長さ約7㎜、冠毛は長さ11~12㎜、淡褐色。2n=46。花期は春4~6月、秋9~11月。
1-1 Leibnitzia anandria (L.) Turcz. f. albiflora Hiyama シロバナセンボンヤリ
白花品種。
参考
1) Flora of ChinarLeibnitzia
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=117867
2) GRIN
Leibnitzia
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=6616
3)Flora of North America
Leibnitzia
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=117867
4) Plants of the World Online - Kewscience
Leibnitzia
http://plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:30002048-2