セイヨウリンゴ  西洋林檎
[別  名] リンゴ
[中国名] 苹果 ping guo
[英  名] paradise apple , common apple , cultivated apple
[学  名] Malus pumila Mill.
バラ科 Rosaceae  リンゴ属
三河の植物観察
セイヨウリンゴ花
セイヨウリンゴの雄しべ
セイヨウリンゴの萼
セイヨウリンゴの葉
セイヨウリンゴの幹
セイヨウリンゴ
セイヨウリンゴ葉裏
 栽培種のリンゴは学名がMalus pumila、標準和名をセイヨウリンゴといい、熱帯を除く世界で広く栽培され、7500種以上の品種が栽培されている。ヨ-ロッパが原産とされ、16~17世紀頃、栽培が盛んになった。日本には幕末以降にアメリカから導入され、紅玉、国光が戦前の代表的な品種である。日本でも昭和30年代以降に多くの品種が作られ、「ふじ」は現在、世界で最も生産量の多い品種である。最近の遺伝子解析研究で栽培種の原種とされていた Malus pumila は西アジア原産の野生種の Malus sieversii が先祖であるとされている。幕末以前の昔から日本で栽培されていたリンゴはワリンゴといい、果実が小さい。
 幹は紫褐色から次第に灰褐色になる。新枝には軟毛が密生し、古くなると無毛。托葉は早落性、長さ3~5㎜の披針形。葉柄は長さ1.5~3㎝。葉は互生し、葉身は長さ4.5~10㎝、幅3~5.5㎝、楕円形~卵形~広惰円形、葉基部は広楔形~円形、先は尖り、鈍い鋸歯縁、両面とも初期に短毛があり、後に葉表は無毛になる。散房花序は枝先につき、直径4~6㎝、花が3~7個つく。花柄は長さ1~2.5㎝、綿毛が密生する。花は直径3~4㎝。萼片は長さ6~8㎜、三角状被針形~三角状卵形、綿毛が密生し、花床筒より長い。花弁は5個、白色~淡紅色、長さ1.5~1.8㎝の卵形。雄しべ20個、花弁のほぼ1/2の長さ。子房は5室。花柱5個、基部は合着し、腺毛がある。果実はナシ状果、赤色又は黄色、直径4~12㎝(原種は約2㎝)。2n = 24, 34, 51, 68。(写真はふじ)
 ワリンゴ(和林檎) Malus asiatica は中国原産、中国名は花红( hua hong)、英名はChinese pearleaf crabapple。日本には8世紀k頃に渡来し、栽培され、多くの品種がある。高さ4~6mの小型の落葉樹。花は直径3~4㎝、白色の5弁花。果実は直径4~5㎝、秋に黄色~赤色に熟す。 2n = 34, 51, 68.
 Malus sieversii Roem はカザフスタン、ウズベキスタン、キルギスタン、アフガニスタン、中国に分布する野生種。中国名は新疆野苹果(xin jiang ye ping guo)。 現在の栽培種であるMalus pumilaの先祖と考えられている。高さ2~10(14)m。花は直径3~3.5㎝。果実は直径3~4.5(7)㎝、熟すと黄緑色、赤色を帯びる。2n = 34
[花期] 4~5月
[樹高] 10~15m
[生活型] 落葉高木
[生育場所] 果樹園
[分布] 栽培種 ヨーロッパ原産
[撮影] 豊橋市   15.5.1
TOP Back