セイタカヨシ 背高葦

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Flora of Mikawa

イネ科 Poaceae  ヨシ属

別 名 セイコノヨシ 西湖の葦
中国名 卡开芦 ka kai lu
英 名 tall reed
学 名 Phragmites karka (Retz.) Trinius.
セイタカヨシの穂
セイタカヨシの葉
セイタカヨシの茎の節
セイタカヨシの茎の断面
セイタカヨシ
セイタカヨシ小穂
花 期 8~10月
高 さ 4~6m
生活型 多年草
生育場所 海岸や川岸の砂地
分 布 在来種 本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、中国、台湾、東南アジア、アフリカ、オーストラリア北部
撮 影 一色町   00.10.13
別名の由来は中国の西湖に生える葦という意から。和名はセイタカヨシといい、ダンチクと並び草本では草丈が最も高くなる種である。
 多年草、高さ4~6m。根茎は地中を長く這って広がる。茎は直径(1)1.5~2.5㎝の円筒、中空、非常に丈夫、節はあまり盛り上がらない。葉は互生し、葉身は長さ40~80㎝、幅2~3(4)㎝で、直立~斜上し、ヨシのように先が垂れ下がらず、下面はザラつき、先は硬く、長い尖鋭形。葉舌は長さ0.5~1㎜、繊毛がある。葉鞘は帯緑色、無毛、平滑。花序は長さ30~50(70)㎝×幅10~20㎝、アシの2倍近くになる。最下の枝は基部に小穂を輪生し、付着部はほぼ無毛。小穂は密に花序につき、初期に紫色を帯び、灰褐色、長さ6~8[10~12:Flora of China]㎜、4~5個の小花からなる。第1苞頴は長さ2.5~4㎜の披針形、最下の護穎の長さの1/2以下。。第2苞頴は長さ3.5~5㎜、広披針形。小花の基部の小軸には長い白毛がある。護頴は苞頴と同質、同色、第1小花の護頴は狭楕円形、長さ7~12㎜。両性の第2小花の護頴は大きく長さ8.5~10㎜。上部の小花の護頴は小さい。小花のカルスは長さ4~8㎜の毛がある。花期は8~10月。2n=24, 36, 38, 48。