サルトリイバラ  猿捕茨
[別名] サンキライ  山帰来
[中国名] 菝葜 ba qia
[英名] Chinaroot, Chinese smilax
[学名] Smilax china L.
サルトリイバラ科 Smilacaceae シオデ属
三河の植物観察
サルトリイバラ花
サルトリイバラ果実
サルトリイバラ種子と果実
サルトリイバラの葉
サルトリイバラの刺
サルトリイバラ
サルトリイバラ花序
 和名の由来は刺が鋭く、これに絡まると猿も逃 げられなくなるということから。ルリタテハの食草。この葉で包んだ麩饅頭が西日本の各地にあり、愛知県江南市にも有名な店がある。
 塊状の地下茎がある。茎は緑色で硬く、地面から直立し、節ごとに曲がり、まばらに刺があり、巻きひげにより周囲の樹木などにからみつく。巻きひげは托葉が変化したものである。葉は互生し、長さ3~12㎝の円形~楕円形で3脈が目立ち、光沢がある。葉の先は少し尖り、基部は心形で、全縁。雌雄異株。花は散形花序に多数つき、黄緑色。花被片は6個、離生する。雄花の雄しべは6個、雌花は柱頭3個。写真は雄花。果実は直径7~9㎜の球形の液果、秋に真っ赤に熟す。種子は直径約4㎜の球形、果実に1個だけ入る。2n=30,90
 トゲナシサルトリイバラvar. yanagitae は茎にほとんど刺の無い変種。果実や葉が大きく、葉の先端が円頭~凹頭。落葉が2月頃と遅く、別名トキワサルトリイバラともいわれる。
 ナメラサンキライ Smilax glabra は中国、台湾、インド、ミャンマー、タイ、ベトナムに分布し、中国名は土伏苓(tu fu ling) 。茎に刺がなく、葉が長楕円形~卵状披針形。花は7~11月。果実が黒青色。
[花期] 4~5月
[樹高] つる性 長さ1.5~3m
[生活型] 落葉つる性低木
[生育場所] 山地の林縁
[分布] 在来種 日本全土、朝鮮、中国、台湾、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナム
[撮影] 五井山  02.4.13
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