サンザシ  山査子
[中国名] 野山楂 ye shan zha
[英名] Chinese hawthorn
[学名] Crataegus cuneata Siebold et Zucc.
バラ科  Rosaceae サンザシ属
三河の植物観察
サンザシ花
サンザシ花2
サンザシ花3
サンザシ萼2
サンザシ果実2
サンザシの葉2
サンザシの幹
サンザシ
サンザシ蕾
サンザシ葉
サンザシ葉裏
 日本へは江戸時代に薬用に輸入された。果実は干して、生薬とされ、山査子(さんざし)という。消化、健胃、止血などに用いられる。最近は栽培種のオオサンザシCrataegus pinnatifida やその変種のミサンザシ var. major が多い。
 幹は灰褐色。若い枝は紫褐色、毛があり、古くなると灰褐色、無毛。小枝が変化した長さ3~8㎜の細い刺が多い。托葉は長さ5~8㎜のかま形、葉状、縁に粗い鋸歯があり、先が尖る。葉柄は長さ4~5㎜、狭い翼があるか又は無い。葉身は長さ2~6㎝、幅1~4.5㎝、広倒卵形~倒卵状惰円形~倒卵状長楕円形。腹面はわずかに毛があり、背面は無毛、基部は楔形、無鋸歯、上部は3~5裂し、不規則な鋸歯がある。散房花序は直径2~2.5㎝、(2)5~7個の花をつける。花は直径約1㎝、花弁は5個、白色、長さ6~7㎜。雄しべは20個。子房は先に毛があり、5室。花柱は4又は5個。ナシ状果は赤色又は黄色、直径1~2㎝の扁球形。果実が黄色のものはキミノサンザシという。2n=34。
 クロミサンザシ Crataegus chlorosarca は北海道、長野県(菅平)、ロシアに分布し、中国では栽培されている。ナシ状果が黒色、直径6~9㎜。枝の刺が太く長さ約10㎜。
 オオサンザシCrataegus pinnatifida は別名キレバサンザシといい、栽培種である。中国名は山楂(shan zha)。枝の刺は長さ1~2㎝、ときに刺が無い。托葉は長さ約8㎜。葉柄は長さ2~6㎝。葉身は長さ5~10㎝、幅4~7.5㎝の広卵形~三角状卵形、3~5裂し、不規則な重鋸歯がある。散房花序は直径4~6㎝、多くの花がつく。小花柄は長さ4~7㎜。花は直径約1.5㎝。花弁は5個、白色、長さ7~8㎜、幅5~6㎜。雄しべは20個。花柱は3~5個。ナシ状果は暗赤色、直径1~2.5㎝。2n= 34, 102。次の3変種に分けられる。
 ホソバサンザシ var. psilosa  花柄と小花柄が無毛。
 オオサンザシ var. pinnatifida 花柄と小花柄が有毛
                   果実の直径1~1.5㎝
 ミサンザシ  var. major    果実の直径約2.5㎝。
 ヤブサンザシ Ribes fasciculatum は本州、四国、九州、朝鮮、中国に分布する。葉柄が長さ1~3㎝。枝に刺がなく、花は黄緑色。花柄の中間に関節がある。ナシ状果は赤色。
[花期] 4~5月
[果期] 9~10月
[樹高] 1~3(15)m
[生活型] 落葉低木~小高木
[生育場所] 庭木、薬用
[分布] 帰化種 中国原産
[撮影] 豊橋市   16.4.26(花)
       15.10.14(果実)
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