サンシュユ 山茱萸

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Flora of Mikawa

ミズキ科 Cornaceae ミズキ属

別 名 ハルコガネバナ(春黄金花)
アキサンゴ(秋珊瑚)
中国名 山茱萸 shan zhu yu
英 名 Asiatic dogwood , Japanese cornel , Japanese cornelian-cherry
学 名 Cornus officinalis Sieb. et Zucc.
サンシュユの花序
サンシュユの花
サンシュユ葉
サンシュユ葉裏の毛叢と伏毛
サンシュユ果実
サンシュユの若い幹
サンシュユの幹
サンシュユ
サンシュユ葉
サンシュユ果実と核
花 期 3~4月
高 さ 3~10m
生活型 落葉小高木
生育場所 公園、庭木
分 布 帰化種 中国、朝鮮原産
撮 影 昭和の森     05.4.2
豊橋市(果実)  15.11.10
江戸時代に薬用として導入された。寺院や公園、庭などによく植えられている。果実を果実酒にし、果肉を乾燥して薬用にする。和名は山茱萸を音読みしたもの、訓読みだとヤマグミ。
 幹は灰黒褐色、薄くはがれ、淡褐色になる。仮軸性。冬葉芽は頂生~腋生し、単生又は花芽に付随する。花芽は頂生し、黄褐色の短毛があり、有毛。葉は対生し、葉身は長さ5.5~10(12)㎝、幅2.5~4.5㎝の卵状披針形~卵状惰円形、湾曲しながら主脈にほぼ平行した6~7対の側脈が目立ち、全縁、葉先が尾状に尖る。葉裏は淡緑色、白色の短い伏毛があり、脈腋に淡褐色の長い柔らかい毛叢がある。葉の展開前に開花する。散形花序は頂生し、球形、花が多数つく。苞は花序の基部に4個つき、卵形、長さ5~8㎜、紙質~革質、有毛。花序柄は長さ約2㎜、太く、有毛。小花柄は長さ0.5~1㎝、細く、柔らかい毛が密生する。萼歯は広三角形、長さ約0.6㎜。花は直径2~3㎝の黄色の4弁花。花弁は反り返り、舌状披針形長さ2.5~3.3㎜、幅1~1.3㎜。雄しべ4個、長さ約1.8㎜。葯は惰円形。子房は倒卵形、長さ約1㎜、毛が密生する。花柱は長さ約1.5㎜、基部の花盤が目立つ。果実は長さ1.2~1.8㎝幅0.5~0.7㎝の惰円形の核果、秋に赤色~紫赤色に熟す。核は長さ8~12㎜、縦の長さの違う明瞭な肋がある。