サナエタデ  早苗蓼
[学名] Persicaria lapathifolia (L.) Delarbre var. incana (Roth) H.Hara
Persicaria scabra (Moench) Mold.
Polygonum lapathifolium L. subsp. pallidum (With.) Fr.
Polygonum lapathifolium auct. non L.
タデ科 Polygonaceae  イヌタデ属
三河の植物観察
サナエタデの花序
サナエタデの花
サナエタデの腺点の多い花
サナエタデの果序
サナエタデ花柄の腺毛
サナエタデの托葉鞘
サナエタデ
サナエタデ葉表
サナエタデ葉裏
サナエタデ葉表縁の毛
サナエタデ葉裏の腺点
サナエタデ葉裏の脈上の毛
サナエタデ果実
サナエタデ果実
 オオイヌタデ Persicaria lapathifolia= Polygonum lapathifolium の変種 var. incana として扱われる。しかし、Persicaria scabraやPolygonum lapathifolium var. salicifolium を同義語としていることもある。
 茎は無毛、よく分枝する。葉は長さ4~12㎝の披針形、縁に毛があり、基部は楔形。側脈は斜上し、7~15対。葉表にはまばらに毛があり、葉裏は黄色の腺点が密生し、毛はほとんどなく、脈上に長三角状の毛がある。葉裏に密に綿毛があるものもあり、ウラジロサナエタデ Persicaria scabra var. salicifolia という。まるで別種に見えるが、混生することが多く、ウラジロサナエタデをサナエタデにまとめて扱う見解もある。托葉鞘は膜質で縁毛は長さ(0.4)1㎜以下。円柱状の総状花序は長さ1~5㎝で先は垂れない。ただし、時期の遅いものは花序が垂れ下がる。花柄はときに腺毛がある。花柄に腺毛が多く、葉裏の腺点も多く、花被の腺点も多く、花が全体に黄色を帯びているものもある。花被は淡紅色~白色、4(稀に5)裂し、腺点があり、花後も痩果を包んで残る。痩果は黒褐色、直径約2㎜の扁平な円形、表面が少し窪む両凹レンズ形、花被の脈は先が2分岐し、釣針状に曲がる。2n=22
 オオイヌタデは良く似ており、茎の節のふくらみが大きく、花序が長く、先が垂れ下がる。葉の側脈が20~30対。
 ハルタデは托葉鞘に1~3㎜の縁毛があり、痩果の基部が膨れるレンズ形。花被片に腺点がない。
 キヌタデ Persicaria lapathifolia var. lanata=Polygonum lanatum は中国、台湾、インド、ブータン、ネパール、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピンに分布し、葉と茎に密に毛があり、花柄に腺毛がない。痩果は両凹レンズ形。
 アメリカサナエタデ Persicaria pensylvanica は北アメリカ原産。花序の柄に著しい有柄の腺毛がある。葉は無毛又は圧毛があり、葉裏に腺点がある。托葉鞘の縁毛は長さ05㎜以下。花被は淡紅色、腺点がなく、脈は鉤状に曲がらない。2n=88
[花期] 5~10月
[草丈] 30~90㎝
[生活型] 1年草
[生育場所] 道端、畑
[分布] 在来種  日本、北半球の暖帯、温帯に広く分布
[撮影] 西尾市 13.7.6
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