リュウキンカ  立金花
[学名] Caltha palustris L. var. nipponica Hara
Caltha palustris L. var. membranacea auct. non Turcz.
キンポウゲ科 Ranunculaceae リュウキンカ属
三河の植物観察
リュウキンカの花
リュウキンカの花2
リュウキンカの葉
リュウキンカ
 愛知県内には自生しない。これは植えられたものが、休耕田に残ったもののようである。和名の由来は花が立ち、黄金の花が咲くことから。
 全体に無毛。根生葉は直径3~10㎝の円心形、葉質が薄く、縁全体に浅鋸歯がある。葉柄は長く、基部は鞘になる。茎葉は小さく、無柄。長い花茎を直立し、上部でわずかに分枝し、少数の茎葉をつける。枝先に直径2~3㎝の花を単生する。花茎は花後に傾伏せず、立ち枯れする。花弁はなく、花弁に見えるのは萼片。萼片は5~7個、黄金色、裏面は緑色を帯びる。雄しべは多数。雌しべは4~12個。花柱は長さ1~2㎜。袋果は4~12個、放射状につき、熟すと裂開する。種子は長さ1.5~2.5㎜。2n=60,88。
 エンコウソウvar. enkoso は花後に茎が傾伏して、節から発根する。 愛知県の絶滅危惧ⅠB、三河地方に自生する。
 コバノリュウキンカ var. pygmaea 愛知県の絶滅危惧ⅠA。リュウキンカの小型のもの。葉は長さ約3㎝、花茎は高さ約15㎝、花後に茎が傾伏しない。三河地方にわずかに自生する。
 基準変種 var. palustris はユーラシア(中国、カシミールなど)、北アメリカなどが原産であり、中国名は驴蹄草(lu ti cao )という。葉質は草質~紙質。葉縁の全体に鋸歯がある。茎が直立し、花後に茎が傾伏しない。花柄が長さ2~10㎝、花後に15㎝以下まで伸びる。花柱は長さ1~1.5㎜。U.S.A.では他の変種を含めた広義のCaltha palustris L.とし、var. palustrisをその中のタイプCとしている。葉の基部の心形は切れ込みが狭い。リュウキンカ(立金花)var.nipponicaとの違いはよくわからない。
 コウライリュウキンカ var. membranacea 朝鮮、中国、ロシア原産。中国名は膜叶驴蹄草(mo ye lu ti cao)。 葉質は薄い草質~膜質。花柄は長さ2~5㎝、花後に14㎝以下。花茎は直立し、花後に傾伏しない。花柱は長さ1~1.5㎜
 エゾノリュウキンカvar. barthei =Caltha fistulosa 日本(本州北以北)、朝鮮、中国、ロシア原産。花茎は高さ1.2mになり、茎葉も根生葉の大きさに近い。花も直径約4㎝。花後に茎が傾伏しない。
[花期] 5~7月
[草丈] 10~50cm
[生活型] 多年草
[生育場所] 湿地、水辺
[分布] 在来種  在来種 本州、九州
[撮影] 豊橋市岩崎町   04.4.24
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