オニヤブマオ  鬼藪苧麻
[学名] Boehmeria holosericea Blume.
イラクサ科 Urticaceae  ヤブマオ属
三河の植物観察
オニヤブマオの花
オニヤブマオの葉
オニヤブマオの葉裏
オニヤブマオの葉裏
オニヤブマオ
オニヤブマオ葉の鋸歯
 ラセイタソウとヤブマオの雑種起源と推定されている。ハマヤブマオ、ニオウヤブマオも同様によく似ており、オニヤブマオをハマヤブマオに含めるという見解もある。また、ニオウヤブマオはオニヤブマオと同一とする見解もある。
 茎は直立し、分枝しない。葉は対生し、長さ10~15㎝、質が厚く、脈が深い。葉の裏面にビロード状の毛が密に生え、縁に単鋸歯がある。雌雄同株。雄花序は下部の葉腋につく。雄花は花被片4個、雄しべ4個をもつ。雌花序は穂状、上部の葉腋につき、雌花が集まって球形になり、花軸に並ぶ。雌花は2個の花被片が合着して筒になり、痩果を包む。 痩果は卵倒形、有毛、熟すと褐色になる。
 ラセイタソウ Boehmeria biloba は日本の太平洋岸に自生する日本固有種。葉の質がオニヤブマオより厚く、葉の表面が著しく粗く、鋸歯が微細である。
 ハマヤブマオ Boehmeria arenicola もラセイタソウ Boehmeria biloba とその雑種起源と考えられている。ハマヤブマオはラセイタソウより鋸歯が粗く、海岸の岩場には生育しない。
 ニオウヤブマオ(サイカイヤブマオ)Boehmeria gigantea は山口県以西に分布し、ラセイタソウ とその雑種起源と考えられている。
 ヤブマオ Boehmeria japonica var. longifolia は上部の葉の縁の鋸歯が重鋸歯(鋸歯がさらに細かく分裂するもの)になることで区別できる。
[花期] 8~10月
[草丈] 70~100㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 海岸付近の崖や川岸
[分布] 在来種  北海道、本州、四国、九州
[撮影] 伊良湖岬  07.6.4
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