オニアザミ 鬼薊

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Flora of Mikawa

キク科 Asteraceae アザミ属

別 名 オニノアザミ
学 名 Cirsium borealinipponense Koidz
 synonym Cirsium nipponense (Nakai) Koidz.
オニアザミの花
オニアザミの花
オニアザミの葉
オニアザミ
花 期 6~10月
高 さ 50~100㎝
生活型 多年草
生育場所 低山~亜高山の草地
分 布 在来種(日本固有種) 本州(中部地方以北~東北地方の日本海側)
撮 影 志賀高原    05.8.1
葉は厚く、根生葉は花期に残る。茎葉は卵状披針形~長楕円状披針形、羽状に中裂し、基部はノアザミのように茎を抱く。茎頂にかたまって下向きに花をつけ、頭花は直径3~5㎝。総苞は幅20~30㎜、幅に対して長さが短く、椀形~広鐘形。総苞片は6列、幅が狭く、くっついて反り返らず、ノアザミに似てよく粘る。小花の広筒部の長さが狭筒部の長さより長い。痩果は長さ約3.5㎜、褐色。冠毛は長さ12~16㎜。2n=34。
 ジョウシュウオニアザミ Cirsium okamotoi は群馬県、新潟県、福島県、長野県に分布し、葉が深く切れ込み、刺が目立つ。小花の広筒部と狭筒部の長さがほぼ等しい。2n=34。
 エチゼンオニアザミ Cirsium occidentalinipponense は石川県、福井県に分布し、小花の広筒部と狭筒部の長さがほぼ等しく、総苞片が斜上ないし反曲する。2n=34。
 チョウカイアザミ Cirsium chokaiense は鳥海山の固有種。小花の狭筒部が広筒部より明らかに長い。2n=34。