ニワゼキショウ・カリフォルニアスカイ 

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Flora of Mikawa

アヤメ科  Iridaceae ニワゼキショウ属

別 名 シシリンキウム・ベルム・カリフォルニアスカイ
英 名 California blue-eyed grass
学 名 Sisyrinchium bellum 'Californian Skies'
Sisyrinchium 'Californian Skies'
ニワゼキショウ・カリフォルニアスカイの花序
ニワゼキショウ・カリフォルニアスカイの花序2
ニワゼキショウ・カリフォルニアスカイの花
ニワゼキショウ・カリフォルニアスカイの花3
ニワゼキショウ・カリフォルニアスカイの雄しべと雌しべ
ニワゼキショウ・カリフォルニアスカイの葉先
ニワゼキショウ・カリフォルニアスカイ
ニワゼキショウ・カリフォルニアスカイ花横
ニワゼキショウ・カリフォルニアスカイ基部の葉
花 期 3~8月
高 さ 10~20㎝
生活型 多年草
生育場所 栽培種
分 布 外来種 USA、メキシコ原産
撮 影 西尾市  20.5.22
カリフォルニアスカイはシシリンキウム・ベルム(Sisyrinchium bellum S.Watson)の園芸品種。シシリンキウム・ベルムはwestern blue-eyed grass , blue-eyed grassとも呼ばれ、カリフォルニア州、オレゴン州、メキシコのバハ・カリフォルニア州に分布する。青花のニワゼキショウであり、いくつかの品種がある。
 カリフォルニアスカイは矮性で高さ15~20㎝、叢生する。葉は跨状(equitant)、幅が広く、剣形。仏炎苞も幅が広く、外仏炎苞がはっきり大きい。仏炎苞に花が5個程度つき、1~2個ずつ上向きに開花する。花はニワゼキショウより大きく、スカイブルー色に青紫色の脈があり、中心部が青紫色になり、目(筒部)は黄色。花冠はほぼ平開し、黄色の筒部はごく短い。外花被片は幅が広く脈が5本、内花被片は幅が狭く脈が3本。子房は緑色。花糸が完全に合着し、初め暗青色で基部まで見える。葯は黄色、葯の中心から小さな柱頭が突き出る
 カリフォルニアには黄色花のSisyrinchium californicumもあり、golden blue-eyed grass と呼ばれる。
【Sisyrinchium bellumの解説】
 多年草、叢生し、乾くと緑色~灰オリーブ色、高さ38㎝以下、粉白色になならない。茎は分枝し、1~2節をもち、幅1.5~5.3㎜、無毛、縁は全縁~先が小歯状、色や質感は茎に似て、最初の節間は11~33㎝、普通、葉と同長又は葉より長い。最上部の節に枝が2~3本つく。葉身は無毛、基部に繊維状の房は宿存しない。花序は1個。仏炎苞は緑色、支持する枝より明白に幅が広く、無毛、竜骨は全縁~小歯状。外仏炎苞は長さ14~30㎜、普通、内仏炎苞より2~7㎜長く、先に向かって均等に先細になり、縁は基部が4~7.6㎜合着し、竜骨は均等に曲がるか又は真っすぐ、縁は幅0.1~0.7㎜、透明、先は急に広くなり、緑色の先端まで下が0.2~1.3㎜で終わる。花被は薄青色~暗青紫色、まれに帯紫色又は白色、基部は帯黄色。外花被片はしばしば、広楔形、長さ10~17㎜、先は円形、切形、又は、たまに凹形、芒がある。花糸はほぼ全体が合着、普通、無毛。子房は色が葉に似る。蒴果はタン色~暗褐色、球形~倒卵形、長さ3~5㎜。花柄は直立~斜上。種子は球形~倒円錐形、明瞭な凹みは無く、長さ1.5~2.2㎜、小しわがある。2n = 32。花期は初春~晩夏。
品種) 'Album' , 'Californian Skies'カリフォルニアスカイ dwarf 15-20 cm(California blue-eyed grass) , 'E. K. Balls' , 'Figeroa' , 'Greyhound Rock' , 'Nanum' , 'Occidental' , 'Rocky Point' , 'Wayne's Dwarf'