ニワトコ  庭常
[別名] タズノキ、セッコツボク
[学名] Sambucus racemosa L. subsp. sieboldiana (Miq.) H.Hara
Sambucus racemosa L. subsp. sieboldiana (Miq.) H.Hara var. sieboldiana Miq.
Sambucus sieboldiana (Miq.) Blume ex Graebn.
レンプクソウ科 Adoxaceae  ニワトコ属
三河の植物観察
ニワトコの花序
ニワトコの花
ニワトコの果実
ニワトコの葉柄
ニワトコの幹
ニワトコ
ニワトコ葉
ニワトコ果実と核
 ニワトコ属は古くから薬用に使われている。中国の接骨木はコウライニワトコ Sambucus williamsii であり、現在は別種又は亜種として分類されている。よく似ている日本のニワトコも接骨木と呼ばれ、薬用に利用される。
 幹は下部から多数分枝し、株立ちになり、弓なりに伸びる。樹皮は黒灰色、深い割れ目が入る。若枝は緑色、後に褐灰色になり、枝の髄は太くて軟らかく、顕微鏡観察の切片を作るときに使われる。 葉は対生し、長さ8~30㎝の奇数羽状複葉、葉柄基部に蜜腺がある。花のつく枝の葉は小葉が2~3対、花のつかない枝の葉は小葉が3~6対。小葉は長さ3~10㎝、幅1~4㎝の長楕円形、先は尖り、基部は円形~楔形、細鋸歯縁。毛の有無や葉形などにより品種に分けられる。幅3~10㎝の円錐花序を枝先につける。花冠は淡黄白色~ときに帯淡紫色、直径3~5㎜、5深裂し、裂片が反り返る。雄しべ5個。雌しべは1個、柱頭は暗紫色、3裂する。果実は核果、長さ3~5㎜の卵球形、暗赤色に熟す。核は長さ約2㎜、浅いしわがある。
 変異が多く、多くの品種や変種がある。ケニワトコ form. stenophylla 、サケバニワトコ form. dissecta、マルバニワトコ form. ovatifolia 、オオバニワトコ form. macrophylla 、キミノニワトコ form. nakaiana 、ケナシニワトコ form. glaberrima 、オオニワトコ var. major など
 エゾニワトコSambucus racemosa L. subsp. kamtschatica は北海道、本州、朝鮮、ロシアに分布する。
 コウライニワトコ Sambucus williamsii は中国に分布する。中国名は接骨木(jie gu mu)。
 Sambucus sibirica は中国、モンゴル、ロシアに分布する。中国名は西伯利亚接骨木( xi bo li ya jie gu mu ).。
 セイヨウニワトコSambucus nigra はヨーロッパ、西アジア、アフリカ、北アメリアに分布する。多くの亜種があり、アメリカニワトコはsubsp. canadensis。
[花期] 3~5月
[果期] 6(~8)月
[樹高] 3~6m
[生活型] 落葉低木~小高木
[生育場所] 山野の林縁
[分布] 在来種  本州、四国、九州、朝鮮
[撮影] 静岡県  14.4.14
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