ネビキグサ  根引草
[別名] アンペライ、ムニンアンペライ
[中国名]

圆叶剑叶莎 yuan ye jian ye suo

[学名] Machaerina rubiginosa (Sprengel) T. Koyama
カヤツリグサ科  Cyperaceae  アンペライ属
三河の植物観察
ネビキグサの花
ネビキグサの実
ネビキグサの葉
ネビキグサ
ネビキグサ葉先
ネビキグサ扁平な葉
ネビキグサ丸い葉
 黒河湿地の中央付近にかなり見られる。カキツバタで有名な小堤西池では雑草扱いだが、全国的にはかなり減少してきているようである。
 根茎は長く、水平、鱗片に覆われる。稈は束生し、高さ(0.3~)1~1.8m×幅2~6㎜、扁平、両凸面形又は類円柱形、平滑。根生葉は稈より短い。葉身は直立、幅 (2~)4~7㎜、縁の鈍い両凸形~類円柱形、平滑、髄はスポンジ状。茎葉は長い鞘があり、葉身は短い。花序は円錐花序、直立、狭く、密又は間隔が開き、長さ (10~)20~50㎝、 3~7節がある。小穂は長円形~球形に束生し、長さ4~7㎜× 幅2~2.5㎜、狭卵形、熟すと卵形になり、花が2~3個つき、1~2個の小堅果をもつ。苞頴は5個、卵形~披針形、長さ4.5~6.5㎜、長い縁毛があり、先は尖鋭形。 花被の剛毛は無い。雄しべは3個。葯は長さ1.5~2㎜、葯隔の先は微突が目立つ。堅果は橙色~赤褐色、無柄、楕円形~長円状楕円形、長さ3~5㎜×幅1.5~2㎜、3面があり、平滑、光沢がある。宿存する花柱は基部が窪む~短いピラミッド形、密に毛がある。花期と果期は4~8月。
[花期] 4~8月
[草丈] (0.3~)1~1.8m
[生活型] 多年草
[生育場所] 湿地
[分布] 在来種 日本(本州の東海地方以西、四国、九州、沖縄)、中国、香港、インド、スリランカ、バングラデシュ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、パプアニューギニア、オーストラリア、ニュージーランド
[撮影] 黒河湿地 05.4.24

 アンペライ属

  Familia: Cyperaceae - genus Machaerina

 多年草、しばしば、鱗片のある長い根茎をもつ。稈は束生し、扁平になり、角(かど)があり、又は円柱形、普通、平滑、まれに粗くなる。葉は2列生。基部の鞘は褐色~帯紫色、葉舌は無い。葉身は単面葉、扁平、又は円柱形、ときに鞘に退化する。総苞片は鞘があり、短い葉身をもつ。花序は円錐花序、少数~数個の部分的な円錐花序からなり、主軸はしばしば、曲がりくねる。小穂はしばしば、束生し、まれに、単生、卵形~狭卵形、扁平。苞鋭は2列生、基部の1~2個の花は両性、先の花は雄性。花被の剛毛は無い。雄しべは3個。花柱の基部は目立って太くなり、円錐形又はピラミッド形になり、宿存する。柱頭は3個。小堅果は有柄又は無柄、卵形、長円形、又は長円状披針形、± 円柱形又は3面があり、平滑又はしわがあり、先に嘴がある。
 世界に約50種があり、主に、熱帯、温帯に分布し、特にオーストラリアに多い。


 アンペライ属の主な種


 1  Machaerina glomerata (Gaudich.) T.Koyama  ヒラアンペライ
    synonym Machaerina boninsimae (Nakai) T.Koyama 
    synonym Machaerina sucinonux T.Koyama 
 小笠原諸島、ビスマルク諸島、ボルネオ島、カロリン諸島、フィジー、モルッカ諸島、ニューギニア、フィリピン、ソロモン諸島、スラウェシ島原産。
 葉は茎の高さを越え、皮革質、粉白色を帯び、跨状(アヤメのように基部が重なる)、剣状突起形、上側で次第に幅が狭くなり、短い尖鋭形、平滑、幅 (3~)5~9㎜。雄しべは (1~)3個。円錐花序は直立、長円形、狭く、緩く、枝の4~6個の離れた小束からなり、長さ15~30㎝。


 2  Machaerina rubiginosa (Sol. ex G.Forst.) T.Koyama  ネビキグサ根引草
    synonym Machaerina rubiginosa (Sol. ex G.Forst.) T.Koyama var. nipponensis (Ohwi) T.Koyama 
    synonym Machaerina nipponensis (Ohwi) Ohwi et T.Koyama 
    synonym Machaerina brevistigma (Nakai ex Tuyama) T.Koyama
 日本(本州の東海地方以西、四国、九州、沖縄)、中国、香港、インド、スリランカ、バングラデシュ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、パプアニューギニア、オーストラリア、ニュージーランド原産。中国名は圆叶剑叶莎 yuan ye jian ye suo 。英名はorange nut sedge。別名はアンペライ、ムニンアンペライ。沼地、池の縁、水苔の湿原などに生える。
 根茎は長く、水平、鱗片に覆われる。稈は束生し、高さ(0.3~)1~1.8m×幅2~6㎜、扁平、両凸面形又は類円柱形、平滑。根生葉は稈より短い。葉身は直立、幅 (2~)4~7㎜、縁の鈍い両凸形~類円柱形、平滑、髄はスポンジ状。茎葉は長い鞘があり、葉身は短い。花序は円錐花序、直立、狭く、密又は間隔が開き、長さ (10~)20~50㎝、 3~7節がある。小穂は長円形~球形に束生し、長さ4~7㎜× 幅2~2.5㎜、狭卵形、熟すと卵形になり、花が2~3個つき、1~2個の小堅果をもつ。苞頴は5個、卵形~披針形、長さ4.5~6.5㎜、長い縁毛があり、先は尖鋭形。 花被の剛毛は無い。雄しべは3個。葯は長さ1.5~2㎜、葯隔の先は微突が目立つ。堅果は橙色~赤褐色、無柄、楕円形~長円状楕円形、長さ3~5㎜×幅1.5~2㎜、3面があり、平滑、光沢がある。宿存する花柱は基部が窪む~短いピラミッド形、密に毛がある。花期と果期は4~8月。


 参考

1) Flora of Cnina
 Machaerina
 http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=117357
2) GRIN
 Machaerina
 https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=15066
3)Flora Malesiana
 Machaerina glomerata
 http://portal.cybertaxonomy.org/flora-malesiana/node/8926

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