ナンバンハコベ 南蛮繁縷
Flora of Mikawa
ナデシコ科 Caryophyllaceae ナンバンハコベ属
別 名 | ツルセンノウ |
英 名 | Japanese berry catchfly |
学 名 | Silene baccifera (L.) Roth var. japonica (Miq.) H.Ohashi et H.Nakai Silene baccifera (L.) Roth (広義) Cucubalus baccifer L. var. japonicus Miq. Cucubalus baccifer auct. non L. |
花 期 | 6~10月 |
高 さ | つる状 |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山野 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア、千島、サハリン |
撮 影 | 豊田市 03.8.24 |
花の形が異国風という意味から南蛮と名がついているが、帰化植物ではない。三河では奥三河の山道沿いで見られる。var. japonica とvar.
baccifera を区別せず、広義に扱うことが多い。
茎は短毛があり、つる状、分枝して1m以上に伸びる。葉は対生し、長さ1.5~5㎝、幅0.8~2㎝の卵形、全縁。葉縁、葉裏に短毛が多い。葉柄は長さ3~5㎜。花は長柄の先に横向き~下向きに咲き、半球形の萼筒が特徴である。萼は長さ9~11㎜の広鐘形、裂片は5個、三角状卵形。果期には萼は平開する。花弁は5個で、離れてつき、長さ15㎜、爪部(基部の細い部分)があり、舷部(幅広の部分)の途中で折れ曲がり、先が2裂する。雄しべ10個。花柱は線形、3個。果実(蒴果)は長さ8~10㎜、幅6~8㎜の卵形、黒く熟す。種子は長さ1.7~1.9㎜、幅1.4~1.6㎜の腎形、暗褐色~黒色。2n=24
タカネナンバンハコベ var. baccifera は朝鮮、中国、台湾、ロシア、ネパール、ブータン、ヨーロッパに分布する。中国名は狗筋蔓(gou jin wan)。2n=24。
茎は短毛があり、つる状、分枝して1m以上に伸びる。葉は対生し、長さ1.5~5㎝、幅0.8~2㎝の卵形、全縁。葉縁、葉裏に短毛が多い。葉柄は長さ3~5㎜。花は長柄の先に横向き~下向きに咲き、半球形の萼筒が特徴である。萼は長さ9~11㎜の広鐘形、裂片は5個、三角状卵形。果期には萼は平開する。花弁は5個で、離れてつき、長さ15㎜、爪部(基部の細い部分)があり、舷部(幅広の部分)の途中で折れ曲がり、先が2裂する。雄しべ10個。花柱は線形、3個。果実(蒴果)は長さ8~10㎜、幅6~8㎜の卵形、黒く熟す。種子は長さ1.7~1.9㎜、幅1.4~1.6㎜の腎形、暗褐色~黒色。2n=24
タカネナンバンハコベ var. baccifera は朝鮮、中国、台湾、ロシア、ネパール、ブータン、ヨーロッパに分布する。中国名は狗筋蔓(gou jin wan)。2n=24。