ナキリスゲ  菜切菅
[英名] flat sedge
[学名] Carex lenta D.Don.
Carex brunnea Thunb. var. nakiri Ohwi
カヤツリグサ科 Cyperaceae  スゲ属
三河の植物観察
ナキリスゲの鱗片
ナキリスゲの果胞
ナキリスゲの果実
ナキリスゲ
ナキリスゲ穂
 和命の由来は葉が硬く、菜が切れそうなことから。秋に普通に見られるスゲ。Flora of China ではナキリスゲ Carex brunnea に含めている。
 根茎は短く、叢生する。葉は幅2~3㎜の線形、暗緑色で硬く、葉の縁がざらつく。スゲ属のほとんどは春に開花するが、秋に開花する。花序には小穂が約10個つき、茎が細く、垂れ下がる。小穂は長さ1~3㎝、幅3~4㎜、雌雄性で、小穂の先に短い雄花がつく。果胞は長さ3~3.5㎜の広卵形、縦脈があり、開出毛が多い。果実は卵形、レンズ形。柱頭は2岐。
 センダイスゲ var. sendaika は根茎が長く、小穂が固まってつく。
 コゴメスゲCarex brunnea 小穂は細く、多数つく。鱗片は褐色を帯び、小穂が褐色に見える。果胞はナキリスゲより小さく、長さ2.5~3㎜。
[果期] 8~10月
[草丈] 40~80㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 平地、山地の林内
[分布] 在来種  本州(茨城県、富山県以西)、四国、九州、朝鮮、インド、ネパール、パキスタン、スリランカ、ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア、ニューギニア、オーストラリア
[撮影] 鳳来寺山  07.9.17
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