ミゾホオズキ  溝酸漿
[中国名] 沟酸浆 gou suan jiang , 尼泊爾溝酸漿
[学名] Mimulus nepalensis Benth. var. japonicus (Miq.)Matsum.
Mimulus nepalensis Benth. (広義)
Mimulus inflatus (Miq.) Nakai
Mimulus tenellus Bunge var. nepalensis (Benth.) P.C.Tsoong ex H.P.Yang
ハエドクソウ科 Phrymaceae  ミゾホオズキ属
三河の植物観察
ミゾホオズキの花序
ミゾホオズキの花
ミゾホオズキの下唇の毛状突起
ミゾホオズキの萼
ミゾホオズキ
 果実がホオズキのように見えるのが和名の由来である。 学名はMimulus nepalensis の変種var. japonicusとされるが、最近は広義にMimulus nepalensisとする見解を取ることが多い。var. japonicusは葉の鋸歯が少なく、花冠が長さ2㎝を越えず、明確に区別できる。また、広義のミゾホオズキをヒメホオズキの変種(=Mimulus tenellus var. nepalensis)とする見解もある。新分類(APGⅢ)ではゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)からハエドクソウ科に移された。
 茎や葉など全体に柔らかく、無毛。葉は対生し、長さ1~4(1.5~4)㎝の卵形、長柄がある。花は直径約1.5㎝、葉腋につき、長さ1.5~3㎝の細長い柄がある。花冠は黄色、長さ1~1.5(1.5~2)㎝の筒状、先が唇形となり、上唇は2裂、下唇は3裂し、裂片5個はほぼ同形、裂片の幅は深さより広い。花冠内部に褐色の細かい斑点があり、下側の内面には2個の隆起条があって毛条突起が密生する。雄しべ4個。雌しべ1個。萼は長さ8~10㎜の筒状、5本の稜には翼があり、稜の先が尖り、果時には長さ10~15㎜と大きくなる。2n=64
 狭義のMimulus nepalensis はインド、ネパール、ブータン、中国西南部、ベトナムに分布し、葉に粗い鋸歯があり、花冠の長さ1.5~2.5㎝。
 ヒメミゾホオズキ Mimulus tenellus は中国に分布する。小花柄が葉より短く、萼が長さ約5㎜。
 オオバミゾホオズキ Mimulus sessilifolius は全体に大きく、葉は無柄、鋸歯の数が多い。花冠の裂片の幅が狭い。
[花期] 6~8月
[草丈] 10~30㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山間の湿地、溝
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、台湾
[撮影] 豊田市(稲武地区)   05.6.19
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