ミカワザサ 三河笹

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Flora of Mikawa

イネ科 Poaceae ササ属

別 名 ツバメザサ
学 名 Sasa pubiculmis Makino subsp. sugimotoi (Nakai) Sad.Suzuki
Neosasamorpha pubiculmis (Makino) Sad. Suzuki subsp. sugimotoi (Nakai) Sad. Suzuki.
ミカワザサの肩毛
ミカワザサの稈鞘
ミカワザサの節
ミカワザサ
ミカワザサ葉
[稈長] 25~50cm
生活型 ササ類
生育場所 山地の林縁、林床
分 布 在来種(日本固有種) 本州(中部太平洋岸)
撮 影 豊田市 07.9.15
スズザサ属 Neosasamorpha に分類することもある。オモエザ サの矮小型で、稈の高さは50㎝以下。節はわずかに膨らむ程度で、細毛があり、長毛が混じることもある。節間にも細毛がある。稈鞘に逆向きの細毛がある。肩毛はざらつき(粗渋)、放射状に開出するが、欠如することもある。葉は表面が無毛で、裏面には普通、軟毛が密生する。
 オモエザサ Sasa pubiculmis は北海道、本州(東北地方~近畿地方の太平洋側)、四国に分布する。稈の高さが1~2m、上部で分枝する。稈鞘、節間には逆向きの細毛がビロード状に密生する。葉表は無毛、葉裏に軟毛が密生する。
 ハコネナンブスズは稈鞘に長い開出毛がある。
 スズタケは節が平坦で膨れず、稈鞘が節間より長く、肩毛がない。
 クマザサは大型で、冬に葉の縁が白く隈どられ、葉の両面とも無毛で、節がやや膨れ、稈鞘に長い開出毛がある。