ミカワショウマ 三河升麻

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Flora of Mikawa

ユキノシタ科 Saxifragaceae チダケサシ属

学 名 Astilbe odontophylla (Miq.) var. okuyamae (H.Hara) H.Hara
Astilbe thunbergii (Sieb. et Zucc.) Miq. var. okuyamae (Hara) Ohwi
ミカワショウマの葉
ミカワショウマの頂小葉
ミカワショウマの鋸歯
ミカワショウマ
花 期 7~8月
高 さ 40~70cm
生活型 多年草
生育場所 湿った 岩崖地、林内
分 布 在来種(日本固有種)  本州(愛知県)
撮 影 猿投山 03.7.12
愛知県固有種であり、分布が限られ、愛知県絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
 茎は斜上し、茎上部の葉はほとんどない。 葉は2~3回3出複葉。頂小葉は長さ5~12㎝の広卵形、基部は心形で、先が尾状~鋭頭、トリアシショウマほど長い尾状にはならない。葉縁には浅い重鋸歯がある。ミカワショウマは葉縁の鋸歯がトリアシショウマに比べ、浅く、イカリソウを思わせる葉の形と形容される。円錐花序には花を多数つける。萼片は長さ約1.2㎜の卵状披針形。花弁は5個つき、長さ約4㎜、白色、へら状。
 類似のトリアシショウマは葉の先端が尾状に長く尖ることが多く、葉の基部の心形も浅い。葉縁の重鋸歯が深く、欠刻状。