マルバツユクの地下の閉鎖花

mark

Flora of Mikawa

果実と種子

マルバツユクサは地下に閉鎖花をつけることで知られている。根を掘ってみると、白色の茎に白色の球を節ごとにつけている。これが苞に包まれた閉鎖花である。地上部では苞ごとに通常、2個の花をつけるが、地下の苞の中には1個の花だけがつく。苞の中の閉鎖花で自家受精して苞に包まれたまま果実が熟す。種子は地上と同様に、1果実につき大型1個と小型1~4個ができる。
マルバツユクサの地上部
マルバツユクサ根1 マルバツユクサ根2
果実 マルバツユクサ苞 マルバツユクサ苞の中
苞に包まれた状態。全体に毛が多い。 苞の上側を取ったところ。果実は1個。種子は大1個、小2個。
種子 マルバツユクサ種子 マルバツユクサ苞の中2
種子小と大 小さい果実。種子は大1個、小1個。