マメキンカン  豆金柑
[別名] キンズ 金豆
[中国名] 山橘 shan ju
[英名] Hong Kong Kumquat , mountain kumquat , Dwarf kumquat
[学名] Citrus japonica Thunb. 'Hindsii'
Citrus japonica subfo. hindsii (Champ. ex Benth.) Hiroe
Fortunella hindsii (Champ. ex Benth.) Swingle
Atalantia hindsii (Champ. ex Benth.) Oliv.
Citrus hindsii (Champ. ex Benth.) Govaerts
ミカン科 Rutaceae  ミカン属
三河の植物観察
マメキンカンの果実
マメキンカンの果実2
マメキンカン果実3
マメキンカンの刺
マメキンカンの茎
マメキンカン
マメキンカン葉表
マメキンカン葉裏
 キンカンCitrus japonicaの亜品種(subfo.)などに分類されていたこともあるが、現在ではキンカンの栽培種とされている。キンカン属 Fortunella はミカン属 Citrus に含められるようになった。中国南東部、香港、台湾に分布するキンカンの矮性種であり、日本では盆栽など観賞用に栽培される。「本草要正」に寛政年中(1789~1800)に金豆、渡るの記載があり、日本にはこの頃に渡来したと考えられている。
 刺のある常緑低木、高さ1~3m。枝は細く、緑色、若い時は稜がある。単葉、卵状楕円形~倒披針形、長さ4~6(9)㎝、幅1.5~4㎝、葉先は鈍形~微凹形、基部は広楔形~円形、縁は全縁~不明瞭な細鋸歯。葉の上面は深緑色、光沢があり、葉柄に翼はほとんど無い。花は腋生、2~3個の花が集まってつき、小さい。萼片5個。花弁は白色、5個、広矩円形、長さ5㎜以下。雄しべ20個、やや束状に合着し、花弁より短く、子房とほぼ同長又はやや短い。柱頭は頭状。子房はほぼ球形、3~4室。果実は球形~扁球形、直径1~1.5㎝、暗黄色~微帯朱紅色、果皮が平滑、普通3室がある。種子は矩円形。開花は6~7月。果皮に芳香油成分があり、可食、調香原料となる。 
[花期] 6~8月
[樹高] 1~3m
[生活型] 常緑低木
[生育場所] 盆栽、庭木
[分布] 帰化種 中国原産
[撮影] 西尾市(果実)  16.12.19
【キンカン】
キンカンCitrus japonica は中国原産。中国名は金柑(jin gan)。文安1年(1444年)の部類別辞書「下学集」にキンカン(橘柑)の名が)初出し、日本には室町時代頃に渡来した。常緑低木、高さ1~2(5)m、樹皮は緑色、長さ約1.5㎝の刺がある。葉は互生し、単葉。葉柄は長さ3~12㎜、ごく狭い翼がある。葉身は長さ4~10㎝、幅1.5~3㎝、卵状長楕円形~長楕円状披針形、先は鈍形、基部は楔形。葉縁は上半分に浅い鋸歯がある。葉質は厚く、葉表は光沢があり、葉裏は油点が密にある。花は葉腋に1~3個ずつ、多数つき、直径約2㎝、萼片(4)5個。花弁5個、長さ約5㎜。雄しべは約20個。花糸は数個ずつ合着し、筒状。子房は花柱とほぼ同長、3~4室。果実はミカン状果、直径2~3㎝(中国産は9~10㎜、鮮橙色~赤色)、表面に油点があり、10~12月に黄色に熟す。種子は広卵形、長さ約1㎝、淡褐色。2n=18 , 20, 36(中国産)。
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