クサスギカズラ  草杉蔓
[別名] テンモンドウ、ナンゴククサスギカズラ
[中国名] 天门冬 tian men dong
[英名] fragrant Solomon's seal , Solomon's seal
[学名] Asparagus cochinchinensis (Lour.) Merr.
キジカクシ科 Asparagaceae  クサスギカズラ属
三河の植物観察
クサスギカズラの花序
クサスギカズラの花
クサスギカズラの葉
クサスギカズラ
 キジカクシ科は旧分類のユリ科から分割された。
 短い根茎があり、根が長さ3~5㎝、幅1~2㎝の紡錘状に多数肥大し、多いものは100個にもなる。海岸の崖地に生育し、栄養分や水分を根に貯蔵する。肥大した根は薬用になり、天門冬と呼ばれる。茎は初め立ち上がり、やがて他の植物に寄り掛かるか、垂れ下がり、長さ1~2m、基部は木質。枝は角張るか、狭い翼がある。葉は退化して鱗片状、節につく。葉のように見える葉状枝(cladode)は普通3個の束になり、類かま形、長さ0.5~8㎝、幅1~2㎜、扁平~3稜形。葉の拍車(leaf spur)はときに刺状。主茎上の刺は長さ2.5~3.5㎜。枝上の刺は小さいか不明瞭。雌雄異株。花序は葉状枝の出た後に葉腋に発達する。花は淡黄白色、雌雄が対になり、ほぼ等しく、小花柄は長さ2~6㎜、中間で明瞭。雄花は花被が緑色を帯び、鐘形、長さ2.5~3㎜。花糸は離生。漿果は緑色、直径6~7㎜、1~2個の種子が入り、秋に黄白色に熟す。2n=20
 類似種のキジカクシやタマボウキは果実が赤色に熟す。
[花期] 5月
[草丈] 100~200㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 海岸の崖地
[分布] 在来種  本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、ラオス、ベトナム
[撮影] 静岡県(伊豆半島) 04.5.29
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