クロカワズスゲ  黒蛙菅
[学名] Carex arenicola F. Schmidt.
カヤツリグサ科 Cyperaceae  スゲ属
クロカワズスゲの花序
クロカワズスゲの果胞の表裏
クロカワズスゲの葉鞘口部
クロカワズスゲ
クロカワズスゲ果胞
 根茎は長く横に地中を這い、茎は硬く、疎らに直立する。葉は幅2~3㎜。葉鞘口部に葉舌はない。花序は茎頂につき、長さ1.5~3㎝、数個の無柄の小穂を密生する。小穂は長さ5~8㎜、両性、上部に雄花、下部に雌花をつける。小穂が密生し、果期には全体が1個の褐色の小穂のように見える。.果胞は無毛、長さ3~4(3.7~5.2:Flora of North America)㎜の卵形、上部は長い嘴があり、口部が斜めに切れる。果胞の基部は中央に溝があり、中身が海綿質で肥厚し、果実(痩果)は果胞の上半分ほどに入る。雌鱗片は鈍い淡褐色、縁が膜質。柱頭は2岐。果実は長さ1.7㎜。
 採取して確認したところ、未熟の果実がほとんどで、果実が
稔ったものは1花序に1個あればよいほどであった。果胞は嘴を含むと長さ4.5~5.0㎜、果実は長さ1.75㎜であった。
 マキバクロカワズスゲ Carex pansa=Carex arenicola subsp. pansa は北アメリカ原産。葉は幅1.7~3.8㎜。葉舌は長さ0~1.2㎜。花序は長さ1.2~2.5㎝。小穂は3~12個つき、単性。雄小穂は被針形。雌小穂は卵形、鱗片が暗赤褐色~紫黒色、縁が広く透明。果胞は長さ3.1~4.2㎜の暗褐色~黒色、嘴は長さ0.7~1.5㎜。口部は不明瞭な2歯。
[花期] 4~5月
[草丈] 10~30㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 湿った草地、海岸や湖畔などの砂質の湿地
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、ロシア
[撮影] 幡豆町 11.5.24
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