コウシンバラ  庚申薔薇
[別名] チョウシュンカ(長春花)、ロサ・キネンシス
[中国名] 月季花 yue ji hua
[英名] Chinese rose, Bengal rose
[学名] Rosa chinensis Jacq. var. chinensis
バラ科 Rosaceae  バラ属
三河の植物観察
コウシンバラ蕾
コウシンバラ花
コウシンバラ花托筒と萼片
コウシンバラ托葉"
コウシンバラ刺
コウシンバラ
コウシンバラ葉表
 和名の庚申(こうしん)とは干支(えと) の庚申(かのえ・さる)の日を意味し、ほぼ2ケ月に1回くる。花が庚申ごとに長期間咲き続けるという意味で、コウシンバラという。中国名の月季花も同様の意味。中国から古い時代に渡来し、日本でも古くから栽培されている。チョウシュンカ(長春花)は古名。
 中国の観賞用のバラで、世界中で広く栽培されている園芸種であり、バラの園芸品種の基になる重要な種でもある。また、花と実は古くから中国漢方薬とされている。園芸種は学名がRosa chinensis Jacq. var. chinensis と整理されている。貴州省、湖北省、四川省に自生する一重の5弁花を変種var. spontanea としている。
 高さ1~2mの直立する低木。枝は紫褐色、円柱形、強健、ほぼ無毛。刺は多数~無いこともあり、曲がり、扁平。葉は葉柄を含んだ長さ5~11㎝。托葉はほとんど葉柄に接合し、上部の離れた部分は耳形、全縁、しばしば短い腺毛があり、先は尖鋭形。小葉は3~5個、まれに7個。葉裏は帯緑色、葉表は暗緑色、しばしば光沢があり、広卵形~卵状楕円形、長さ2.5~6㎝、幅1~3㎝、両面ともほぼ無毛、基部はほぼ円形~広楔形、縁は鋭鋸歯、先は長い尖鋭形~鋭形。花は4~5個、束生又はまれに単生。芳香はわずか又は無い。花は直径4~5㎝。花柄は長さ2.5~6㎝、ほぼ無毛又は短い腺毛がある。苞は1~3個つき、線形、無毛、縁は腺毛があるか全縁、先は鋭形。花托筒は卵状球形~洋梨形 、無毛。萼片は5個、早落性、卵形ときに葉状、表面は無毛、裏面は長軟毛が密生し、縁は少数分裂し、先は尾状。花弁は5個の半二重~二重、赤色~ピンク色~白色、基部は楔形、先は凹頭。花柱は突き出し、ほぼ雄しべと同長、短毛がある。バラ状果は赤色、卵形~洋梨形、直径1~2㎝。2n = 21, 28。
 var. spontanea 单瓣月季花(dan ban yue ji hua)
 貴州省、湖北省、四川省に自生する。枝は幅が広い。花は一重の5弁花、しばしば単生する。小葉は3~5個。花弁は赤色。萼片はしばしば全縁、まれに少数、分裂する。
 var. semperflorens 紫月季花(zi yue ji hua )
 枝は細く、刺が短い。小葉は5~7個、質が薄く、しばしば紫赤色に汚れる。花は単生又は2~3個束生。花弁は濃赤色又は濃紫色。
[花期] 4~9(11)月
[樹高] 1~2m
[生活型] 落葉低木
[生育場所] 栽培種
[分布] 帰化種 中国原産の園芸種
[撮影] 豊橋市   15.11.12
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