コウシュンカズラ   恒春葛
[別名] ビヨウカズラ
[中国名] 三星果 san xing guo
[英名] Australian goldvine , galphimia-vine , maiden's-jealosy , shower-of-gold
[学名] Tristellateia australasiae A.Rich.
キントラノオ科 Malpighiaceae  コウシュンカズラ属
三河の植物観察
コウシュンカズラの蕾
コウシュンカズラの花序
コウシュンカズラの花
コウシュンカズラの蜜腺
コウシュンカズラ幹下部
コウシュンカズラ
コウシュンカズラの花横
コウシュンカズラ葉
 コウシュンカズラはキントラノオ科コウシュンカズラ属の蔓性木で、観賞用に栽培される。
 蔓性木、長さ約10m(直径4㎝以下)、ほとんど無毛。乳液状の滲出液が豊富で、乾くとゴム状ラテックスになる。托葉は葉柄の基部につき、2個、線形~披針形、長さ約1(~2)㎜、先は鋭形。葉柄は長さ1~1.5(~2)㎝、上面に溝がある。葉身は卵形、長さ6~12(14)㎝×幅(3~)4~7(7.5)㎝、紙質又は革質、両面とも無毛、基部は心形~円形、縁はわずかに下向きに曲がり、先は鋭形~尖鋭形、側脈は5~9対、2個の腺体が葉身の下部又は葉柄との結合部に接してつく。総状花序は頂生または腋生。花序柄は長さ1.5~3㎝、基部に苞が1個つき、上部に関節があり、小苞は対に2個つく。花は直径2~2.5㎝。咢片は直立し、5個、三角形、約長さ3(4~5)㎜×幅1.5㎜、腺は無いか又はごく小さい腺がある。花弁は5個、黄色、矢じり形状卵形、長さ8~13㎜×幅5~6㎜、爪部があり、無毛、全縁、爪部は長さ2~3㎜。雄しべは長さ3~4㎜、基部で互いに融合する。葯は長さ約㎜。子房は合成心皮(syncarpous)、いぼがあり、密に半透明の中着毛に覆われる。花柱は2又は3個、普通1個がごく小さい。胚珠は下垂、各室に1又は2個。分離果は集合果のように見えるが、1個の果実で、多裂し、ほぼ球形、長さ約1㎝×直径1~2㎝、外面に3星形の付属体をもつ。各果実は翼果(samaras)又は分果(mericarps)、3星形の7(~8)個の刺をもち、基部で結合する。種子は各果実に3個、長さ約5~6㎜。胚は約長さ3~4㎜×幅2㎜、子葉はくしゃくしゃ、波打ち、抱き合い、長さ約1.5㎜の幼根よりかなり長く、幅も広い。花期は8月(暖地では4~12月)。果期は10月
[花期] 4~12月
[長さ] 10m以下
[生活型] 蔓性木
[生育場所] 栽培種
[分布] 外来種  台湾、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、パプアニューギニア、オーストラリア、太平洋諸島原産
[撮影] 西尾市  19.9.10

 コウシュンカズラ属(トリステラテイア)

 family Malpighiaceae - genus Tristellateia

 蔓性木ときに低木。葉は対生又は輪生、托葉がある。托葉は葉柄と合着する。葉身は全縁、腺がある。総状花序は腋生又は頂生、花柄は苞がある。花は5数性、明るい黄色、両性、放射相称。咢片は腺が有又は無。花弁には爪部がある。雄しべは10個、不等長、花糸は基部が合着、上部に関節がある。子房は3室、球形。しばしば、外側に付属体がある。花柱は1個。柱頭は小さい。雄しべは3本、各雄しべは3~10翼があり、翼は円錐形、不等長。果実は分離果(schizocarp)又は翼果(samara)。
 世界に約20種があり、主に、マダガスカルに自生し、アフリカ東部に1種、、インド、マレーシア~オーストラリア、太平洋諸島に1種が分布する。

 コウシュンカズラ属の主な種と園芸品種

 1  Tristellateia australasiae A.Rich. コウシュンカズラ 恒春葛
   synonym Leucophyllum violaceum Pennell
 台湾、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、パプアニューギニア、オーストラリア、太平洋諸島原産。中国名は三星果 san xing guo 。英名はAustralian goldvine , galphimia-vine , maiden's-jealosy , shower-of-gold 。
 蔓性木、長さ約10m(直径4㎝以下)、ほとんど無毛。乳液状の滲出液が豊富で、乾くとゴム状ラテックスになる。托葉は葉柄の基部につき、2個、線形~披針形、長さ約1(~2)㎜、先は鋭形。葉柄は長さ1~1.5(~2)㎝、上面に溝がある。葉身は卵形、長さ6~12(14)㎝×幅(3~)4~7(7.5)㎝、紙質又は革質、両面とも無毛、基部は心形~円形、縁はわずかに下向きに曲がり、先は鋭形~尖鋭形、側脈は5~9対、2個の腺体が葉身の下部又は葉柄との結合部に接してつく。総状花序は頂生または腋生。花序柄は長さ1.5~3㎝、基部に苞が1個つき、上部に関節があり、小苞は対に2個つく。花は直径2~2.5㎝。咢片は直立し、5個、三角形、約長さ3(4~5)㎜×幅1.5㎜、腺は無いか又はごく小さい腺がある。花弁は5個、黄色、矢じり形状卵形、長さ8~13㎜×幅5~6㎜、爪部があり、無毛、全縁、爪部は長さ2~3㎜。雄しべは長さ3~4㎜、基部で互いに融合する。葯は長さ約㎜。子房は合成心皮(syncarpous)、いぼがあり、密に半透明の中着毛に覆われる。花柱は2又は3個、普通1個がごく小さい。胚珠は下垂、各室に1又は2個。分離果は集合果のように見えるが、1個の果実で、多裂し、ほぼ球形、長さ約1㎝×直径1~2㎝、外面に3星形の付属体をもつ。各果実は翼果(samaras)又は分果(mericarps)、3星形の7(~8)個の刺をもち、基部で結合する。種子は各果実に3個、長さ約5~6㎜。胚は約長さ3~4㎜×幅2㎜、子葉はくしゃくしゃ、波打ち、抱き合い、長さ約1.5㎜の幼根よりかなり長く、幅も広い。花期は8月(暖地では4~12月)。果期は10月。
 2  Tristellateia africana S.Moore
 ケニア、タンザニア、モザンビーク原産
  蔓性木、長さ5m以下、又はそれ以上、若い小枝は± 毛があり、無毛になり、皮目がある。葉身は卵形~広楕円形、長さ4.5~9.5㎝×幅3.5~5㎝、先は鋭形又は鈍形、無毛又はほぼ無毛。葉柄は長さ1.5~3㎝、先付近に対の腺体をもつ。総状花序は長さ5~12㎝。花は直径約2.5㎝。咢片は長さ4~5㎜、絹毛がある。花弁は黄色、±長円形、長さ10~12㎜、先は円形、基部は心形~矢じり形、±短い爪部がある。花糸は黄色又は赤色。葯は黄色~橙色。翼果は直径1.5~2㎝、側部の翼は5~7個の線形の裂片(小さな歯状)に分かれ、背面の鶏冠は長さ8~10㎜の刺をもつ。


 参考

1) Flora of China
  Tristellateia
  http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=133800
2)Tristellateia Thouars | Plants of the World Online | Kew Science
  Tristellateia
  http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:25758-1
3) GRIN
   Tristellateia
  https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=12430
4)Tristellateia africana in Global Plants on JSTOR
 Tristellateia africana
 https://plants.jstor.org/compilation/Tristellateia.africana
5) Factsheet - Australian Tropical Rainforest Plants
 Tristellateia australasiae  
 http://keys.trin.org.au/key-server/data/0e0f0504-0103-430d-8004-060d07080d04/
  media/Html/taxon/Tristellateia_australasiae.htm
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