コジュズスゲ  数珠菅
[学名] Carex macroglossa Franch. et Savat.
Carex parciflora Boott var. macroglossa (Franch. et Sav.) Ohwi
カヤツリグサ科 Cyperaceae スゲ属
三河の植物観察
コジュズスゲの雄小穂
コジュズスゲの雄小穂
コジュズスゲ雌小穂拡大
コジュズスゲ果胞
コジュズスゲ痩果
コジュズスゲ
コジュズスゲ基部
コジュズスゲ最下の雌小穂
コジュズスゲ葉表
コジュズスゲ葉裏
コジュズスゲ完熟した果胞
 根茎は短く、匐枝を出さず、叢生する。基部の鞘は淡褐色。葉は柔らかく、幅2~10㎜、粉緑色。苞は有鞘、花序の上に出る葉身がある。頂小穂は雄性、長さ5~12㎜、緑白色。雌性の側小穂は長さ10~15㎜、頂小穂近くに1~2個、茎の中部近くまで離れてつく。上部の小穂は直立又は斜上し、下部の小穂には細くて長い柄があり垂れ下がる。長い柄は苞の鞘から4.5㎝突き出し、鞘の長さ5㎝、柄の長さは合計で約10㎝あるものもある。上部の小穂には果胞が2~10個つき、下部の小穂には5~12個程度つくものが多い。果胞は長さ5~6㎜、無毛、ゆるく果実を包み、先はしだいに細くなり、口部は凹頭.。鱗片は果胞のほぼ半長、鋭頭。痩果は長さ2.1~2.4㎜、3稜のある倒卵形~広倒卵形。痩果の色は淡褐色~黄褐色、乾くと褐色になる。痩果の基部に海綿質の部分があり、果胞としっかり接続し、果胞はダブついている割に取れにくい。果胞は熟しても緑色であり、褐色になるまで軸に残っているものは少ない。柱頭は3岐。2n= 47, 50
 タマツリスゲは基部が濃い赤紫色。雌小穂の果胞がきわめてまばらで4個以下、下部の小穂には長い柄があり垂れ下がる。果胞の嘴が長く、口部は斜切形。コジュズスゲの果胞がまばらなものと間違いやすいので、基部の色を確認するとよい。
[果期] 5~6月
[草丈] 20~30㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 湿った樹林内、草地、湿地、水田畔
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮
[撮影] 西尾市(幡豆町) 12.512
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