キンモクセイ  金木犀
[別名] モクセイ(広義)
[中国名] 丹桂 dan gui , 木犀 mu xi , 桂花 gui hua
[英名] sweet olive , fragrant olive , tea olive
[学名] Osmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino
Osmanthus aurantiacus (Makino) Nakai
Osmanthus fragrans Lour. (広義)
モクセイ科  Oleaceae  モクセイ属
三河の植物観察
キンモクセイ花序
キンモクセイ花
キンモクセイ花2
キンモクセイ葉裏2
キンモクセイ幹
キンモクセイ
キンモクセイ葉表
キンモクセイ葉裏
 キンモクセイはギンモクセイの変種と分類されている。園芸種で花の色によりキンモクセイ、ギンモクセイ、ウスギモクセイ、シロモクセイと分けられている。Osmanthus fragransはFlora of Chhinaでは広義に木犀(mu xi) とし、花が帯黄色~黄色~橙色であり、他は園芸種であるとしている。キンモクセイは中国からの渡来とされ、日本では雄株しか見られない。ただし、ウスギモクセイは九州原産のものもあり、キンモクセイは日本で育成されたという説もある。花が白色のギンモクセイは中国の園芸種といわれている。
 幹は淡褐色、樹皮に細かい縦の割れ目が入る。葉は対生し、葉柄は長さ0.8~1.2(1.5)㎝。葉身は長さ7~14.5㎝、幅2.6~4.5㎝の惰円形~楕円状披針形、全縁~上半分に細鋸歯縁、革質、両面とも無毛、腺点がある。側脈は6~8(10)対、葉脈が葉裏に突出する。雌雄別株。葉腋に集散花序をつけ、強い芳香のある花を多数つける。苞は長さ2~4㎜の広卵形。小花柄は長さ4~10㎜。萼は長さ約1㎜。花冠は帯黄色~黄色~橙色、直径4~5㎜、長さ3~4㎜、筒部は長さ0.5~1㎜。雄しべは2個。花筒の中間につき、不完全雄しべも2個つく。葯は長さ約1㎜、花糸は長さ0.5㎜。雌しべは1個、長さ約1.5㎜。核果は長さ1~1.5㎝の惰円形、翌年3月に紫黒色に熟す。2n=46
 ギンモクセイ Osmanthus fragrans var. latifolius は花が白色。葉は全縁又は細鋸歯がある。 原産地は中国。中国名は银桂。Osmanthus fragransの基本種は中国では花が黄色としており、ギンモクセイを Osmanthus fragrans var. fragran とするのは無理があると思われる。
 ウスギモクセイOsmanthus fragrans. var. thunbergii は中国、インド、日本(九州)に分布する。中国名は金桂。花が金黄色。
 シロモクセイ form. leucanthus はキンモクセイの白花品種。葉が細鋸歯縁。果実が紫黒色で多数つく。
 ヒイラギモクセイはキンモクセイとヒイラギの雑種と考えられている。葉は長さ4~9㎝の惰円形で、縁に8~10対の鋸歯がある。花は白色、直径8~10㎜。
[花期] 9~10月
[果期] 翌年3月
[樹高] 3~5(10)m
[生活型] 常緑小高木
[生育場所] 庭木、公園
[分布] 帰化種 中国西南部、台湾、インド、ネパール、カンボジア原産 
[撮影] 蒲郡市  13.12.11
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