2014年3月に国道23号線蒲郡バイパス一部が開通した。新しく出来た蒲郡西インターの信号近くの道端にキクニガナが2本見られた。種子が紛れ込んだものと思われる。花は午前中に開き、午後にはしぼんでしまう。
世界で広く栽培されている野菜である。光を遮蔽し、暗黒下で軟白栽培した芽を主にサラダとして賞味するほか、様々な料理に使われる。日本でも栽培され、道端などに逸出が見られる。
強い直根がある。全体に毛が多い。茎は単一、直立し、分枝して開出~斜上する。茎の基部には長毛が密生し、上部では毛が短くなる。根生葉は多細胞の毛があり、長さ15~34㎝、幅
2~4㎝、倒卵形~倒披針形、基部で葉柄のように細くなり、わずかに曲がり、切れ込みがないか又は逆向きに羽状深裂し、縁は小歯状(タンポポの葉形に似る)、側裂片は3~6対、三角形、頂裂片は側裂片より大きい。葉先は円形~鋭形。茎葉は基部の葉と似ているが、上部ほど小さく、ほとんど切れ込まず、基部は茎を抱き、先は尖る。主軸と大枝からなる全形は穂状~円錐花序的。頭花は葉腋又は枝先に、1~数個、束生し、直径3~4㎝。花柄は無いか、数㎝の長さがあり、太く、先がわずかに膨らむ。小花は頭花に普通15~20個つき、全て舌状花、青色、まれにピンク色や青白色もある。総苞は長さ0.9~1.4㎝の円筒形。総苞片は2(3)列、腺毛や毛がまばらにあり、外総苞片は披針形、長いものは内総苞片の1/2以上の長さがある。内総苞片は線状被針形。痩果は褐色、類円筒形~倒卵形、長さ2~3㎜、先は切形。冠毛は長さ
(0.1)0.2~0.3㎜。2n=18
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