草原では直立し、林縁では斜上する。愛知県内ではやや湿った林縁で見られるのが普通である。猛毒で知られている。地下に塊根がある。葉は3全裂~3深裂し、裂片は披針形~卵状披針形、粗い鋸歯又は欠刻状。花は毛が多く、萼片は5個(上萼片(えぼし形)1個、側萼片1対、下萼片1対)、全て、青紫色。花弁(蜜弁)は上萼片の中に1対あり、距がある。雄しべは多数。花糸は上部が普通、無毛、下部が翼状に広くなり、歯がある。花柄は無毛。果実は雌しべ(心皮)の数と同数の袋果を上向きにつける。種子には翼がある。
ヤマトリカブトは三河地方では茶臼山周辺で見られるだけである。葉は3中裂~3深裂。花柄に屈毛があり、花糸にも毛がある。
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