カラミザクラ  唐実桜
[別名] シロバナカラミザクラ、シナミザクラ、チュウゴクミザクラ
[中国名] 樱桃 ying tao
[英名] Chinese sour cherry , false cherry
[学名] Cerasus pseudocerasus (Lindl) G.Don
Prunus pauciflora Bunge.
バラ科 Rosaceae  サクラ属
三河の植物観察
カラミザクラ花
カラミザクラの蕾
カラミザクラの萼
カラミザクラの萼2
カラミザクラの果実
カラミザクラの葉柄
カラミザクラの幹
カラミザクラ
カラミザクラの花序
カラミザクラ葉の鋸歯
 サクラ属(Prunusではサクラ亜属)。暖地サクランボとか暖地桜桃ともよばれる。
 中国ではCerasus pseudocerasus(=Prunus pseudocerasus) を正名とし、Prunus pauciflora を異名としている。日本では別種とする説もあるようだ。別種とする説ではシロバナカラミザクラ(Prunus pseudocerasus)とカラミザクラ(Prunus pauciflora)とを分けることになる。カラミザクラは低木であり、幹に気根が多く、花が少なく、花序に2~4個とされている。中国では同義語として扱われているようであり、ここでは同じものとして扱う。
 樹皮は灰白色。小枝は灰褐色。 葉は互生し、長さ5~12(15)㎝、幅3~5㎝の卵形~楕円状卵形、葉先は尖り、鋭い重鋸歯縁、歯先に小腺体あり。側脈9~11対。葉柄0.7~1.5㎝。蜜腺は葉柄の上部にある。葉が展開する前に開花する。花は白色、直径1.5~2㎝。散形状に3~6個つく。花弁の先が凹む。花柄は長さ0.8~1.9㎝。苞は3~4裂して羽状、腺あり。萼は長さ3~6㎜、短毛があり、淡紅紫色。萼片は三角卵円形~卵状長楕円形、反り返らない。雄しべは長く、多数(約30~35個最大50)、ウメのように花いっぱいになることもある。果実は直径約9~13㎜、5月に紅色に熟す。
 カラミザクラ系の品種は多い。 
 ミナトザクラ(湊桜) オオシマザクラとの自然交雑種。南伊豆町湊で発見され、原木がある。花は淡紅色、花柄が有毛。
 ツバキカンザクラ(椿寒桜) カンヒザクラとの交雑種と考えられている。原木は愛媛県松山市の椿宮にある。花色が濃く、雄しべが目立つ。
 フルサトザクラ(古里桜) カンヒザクラとの交配種。古里は「はままつフラワーパーク」初代園長・古里和夫博士の名から。
 ケイオウザクラ(啓翁桜) カンヒザクラとの交配種。啓翁は作出者の吉永啓太郎氏の名から。花色が濃い。
 トウカイザクラ(東海桜) コヒガンとの交配種。花はコヒガンによく似るが、萼筒がくびれない。
 ホソイザクラ(細井桜) ソメイヨシノとの交配種。
[花期] 3月
[樹高] 2~6(2~8)m
[生活型] 落葉小高木
[生育場所] 果樹園、公園、庭
[分布] 帰化種  中国原産
[撮影] 蒲郡市   12.4.5
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