カンナの花の構造 
 カンナの花は3数性である。小花柄も三稜形。子房下位。惰円形の緑色の子房の下に2個の苞がある。花冠に細い筒部がある。筒部は仮雄しべの筒部と合着して肉圧、長さ約2.5㎝。花冠の先は3裂し、裂片は長さ約4㎝の披針形、先が尖る。写真の垂れ下がって萼のように見えるのが花冠の裂片である。上に広がって大きな花弁に見えるのは仮雄しべである。萼片は3個あり、薄く、花冠の筒部に接して目立たない。
 花の部品
 花を解体して大きさを比べた。花冠の裂片は長さ約4㎝。大きな花弁のように見えるものは5個。外側3個は大きく、長さ7~8㎝、斑点模様がない。内側の2個は長さ6~7㎝、向かい合ってつき、斑点模様がある。斑点模様のある小さい方の片側の縁が厚くなり、中間に葯が1個つく。葯は長さ約5㎜。雌しべはへら状、硬く、光沢があり、斑点模様がある。この大きな花弁状に見えるものは雄しべが変化した仮雄しべであり、葯がついたものを除くと4個ある。葯がついたものを仮雄しべと雄しべが合体したものとすると3数性に合致する。雌しべは1個、花糸がへら状であり、柱頭は細長く、縁につき、不明瞭。

  カンナの花の基部
 小花柄の上に長さ約1㎝の子房があり、2個の苞が包んでいる。萼片は子房にほぼ接して3個あり、花冠の筒部に接して見えにくい。萼片は3個、同長でなく、1個がやや小さい。花冠の筒部は長さ約2.5㎝、厚く、丈夫である。

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