南アメリカ原産で世界中に広く帰化し、栽培されている。
茎は直立し、よく分枝する。茎や葉に軟毛が生え、腺毛も多い。茎葉は長さ3~8㎝の卵形、下部では対生、上部では互生し、茎の中部以下につく葉には長い葉柄がある。頭花は白色~淡紫色、直径約6㎜。筒状花だけからなり、花冠の先は5浅裂する。毛状の花弁に見えるものは花柱の枝であり、花冠と同色になる。総苞は幅約5㎜、総苞片は2(3)列つき、ほぼ無毛。果実(痩果)は長さ1.2~1.7㎜、黒色、5稜のある四角柱状。冠毛は5本つき、刺状、長さ1.5~3㎜、果体より少し長く、基部は幅が広くなり、小さな鱗片状の部分がある。2n= 20, 38, 40
ムラサキカッコウアザミは葉幅の広いものが多い。頭花がやや大きく、総苞片に開出毛がある。また、果実の冠毛が鱗片状。