カイヅカイブキ 貝塚伊吹

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Flora of Mikawa

ヒノキ科 Cupressaceae ビャクシン属

別 名 カイヅカ、カイヅカビャクシン
中国名 龙柏 long bai
英 名 Dragon Juniper
学 名 Juniperus chinensis 'Kaizuka'

 synonym Juniperus chinensis L. var. kaizuka Hort. ex Endl. Hort. ex Endl.

 synonym Juniperus chinensis 'Pyramidali'
カイヅカイブキの若枝の先
カイヅカイブキの若枝
カイヅカイブキの葉拡大
カイヅカイブキの毬果
カイヅカイブキの幹
カイヅカイブキ
カイヅカイブキ果実
カイヅカイブキ古い葉
花 期 4月
高 さ 8m以下
生活型 常緑小高木
生育場所 生け垣、庭木
分 布 栽培種   原種は日本(本州、四国、九州)、韓国、中国、台湾、ロシア、ミャンマー
撮 影 浜名湖ガーデンパーク  23.7.7
カイヅカイブキはヒノキ科ビャクシン属の常緑高木のイブキ(ビャクシン)の栽培品種。枝が巻き上がるように生育する。
 小高木、高さ8m以下。樹冠は狭円筒形~円筒形または円柱状塔形、小枝は真っすぐ上向きに広がり、しばしば捻じれて上向きに伸びるため、この名前が付けられている。小枝は密につく。葉は密につき、すべて鱗片葉(強剪定のあとなどに針葉がでることがある)、若葉は薄黄緑色、古い葉はエメラルドグリーン。毬果は青緑色で、表面は白粉によりやや白色になる。側枝が幹を抱きしめるようにくねくねと伸びる姿が独特で観賞価値が高く、木は円錐形に自然に成長するだけでなく、様々な形に剪定され、広く栽培されている。浜名湖ガーデンパークには寿の樹形の古木がある。
【原種のイブキ】
 低木または高木、高さ25m以下。雌雄異株、まれに雌雄同株。樹皮は灰褐色。樹冠はピラミッド形~開いて広く不規則な形になる。枝は広がり、小枝は真っすぐまたはわずかに曲がり、円柱形または4稜形、直径1~1.2㎜。 葉は鱗片状と針状の両方がある。針状の葉は、若木と成木の両方にあり、十字対生または3輪生し、緩くつき、斜上し、披針形に近く、長さ(3~)6~12㎜、下面に2個の白色の気孔帯がある。鱗片状の葉は成木にあり、十字対生、密に伏せ、長さ1.5~3mm、下面の腺は中央付近につき、楕円形、わずかに凹面状。 花粉錐は黄色、楕円形、長さ4~6㎜×幅2~3㎜、小胞子葉は14~18個あり、各小胞子葉は花粉嚢を3~4個もつ。毬果は、熟すと褐色になり、普通、粉白を帯び、ほぼ球形で、直径4~9㎜、(1~)2~3(~4)個の種子がある。種子は卵形、長さ3~6㎜×幅2~5㎜、わずかに平らでうねがあり、樹脂孔(resin pits)があり、先は鈍形。