ジャケツイバラ 蛇結茨

Flora of Mikawa
マメ科 Fabaceae ジャケツイバラ属
| 別 名 | カワラフジ |
| 中国名 | 云实 yun shi |
| 英 名 | shoofly, cats claw, wait-a-bit |
| 学 名 | Biancaea decapetala (Roth) O.Deg. synonym Caesalpinia decapetala (Roth) Alston |










| 花 期 | 5~6月 |
| 高 さ | 蔓性 |
| 生活型 | 落葉蔓性木(藤本) |
| 生育場所 | 林縁、川岸 |
| 分 布 | 在来種 本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、インド、ネパール、ブータン、パキスタン、スリランカ、バングラデシュ、ラオス、タイ、ベトナム、ミャンマー、インドネシア、ミャンマー、フィリピン |
| 撮 影 | 蒲郡市 13.5.14 |
東アジア原産、南北アメリカ、アフリカ、オーストラリアなどに広く帰化している。
和名の由来は蔓がからみ合う様子が蛇がからみ合う様子と似ていることから。別名にあるよう、川沿いでよく見らる。稀に秋に開花することがある。
茎に多数の鋭い刺があり、バラ科のようでもあるが、マメ科に属す。葉は長さ20~40㎝の2回偶数羽状複葉、羽片は3~8対つく。小葉は羽片に5~12対つき、長さ約1~2.5㎝の長楕円形。長さ約30㎝の総状花序を上向きに出し、黄色の花を多数つける。花は直径25~30㎜の5弁花。花弁は長さ1~1.2㎝、上の花弁1個だけが小さく、赤色の斑紋がある。萼片は5個、先が円く、ほぼ花弁と同色。雄しべは10個、ほぼ花弁と同長、赤色を帯び、花糸は下部で固まり、軟毛で覆われる。果実は長さ7~10㎝、5~10個ほどの種子(豆)を入れる。種子は長さ約1㎝の惰円形、黒褐色。2n=22, 24。
ジャケツイバラ属(Biancaea属)
familiy Fabaceae - genus Biancaeaつる性植物、低木(1~3m)又は小高木(2.5~10m)、短くてわずかに反曲した刺が枝に散在する。若いシュートは軟毛があるか又は無毛になる。托葉は披針状長円形~広卵形、ときに基部は抱茎、長さ3~4㎜~4.5㎝、脱落性~類宿存性~宿存性。葉は互生(Biancaea oppositifoliaは対生)、2回羽状複葉、羽片の対で終わり、葉軸は軟毛があり(Biancaea oppositifoliaは無毛)、各羽片の基部に刺の対をもち、ときに葉軸にも散在する。羽片は4~19対が対生~互生する。小葉は対生~互生、各羽片に5~20対つく。葉身は膜質、腺は無く、無毛~有毛、長さ10~35㎜×幅4~15㎜(Biancaea oppositifoliaは長さ4~10㎝×幅1.5~4.5㎝)、長円状楕円形、先は鋭形~鈍形~円形~凹形、基部は非対称。花序は直立、華やか、頂生又は腋生、総状花序又は円錐花序、花序軸は腺は無く、軟毛があり、刺は無く又は少数の散在する刺をもち、主に、基部近くにある。苞は卵状披針形、尖鋭形、長さ2~8㎜、脱落性。花は両性、左右相称。萼は短い花托筒と5個の萼片をもち、下側の萼片は僧帽形、蕾中では他の4個を被い、萼片は軟毛があり(Biancaea sappanを除いて)、脱落性だが、果実が熟すと、花柄の回りに萼の輪として宿存する。花弁は5個、分離、黄色~白色、腺がなく、爪部には軟毛がある。中央の花弁は他の4個より小さく、中央に向かって内巻し、側花弁は長円形~倒卵形~へら形、長さ4~10㎜×幅2~8㎜。雄しべは10本、花糸は密に軟毛があり(基部で最も明瞭)、腺が無く、長さ10~15㎜。子房は密にビロード状。果実は革質、無毛、腺は無く、長円状楕円形~倒卵形、裂開し、翼は無く、側部が扁平(しかし、やや膨れ、Biancaea decaptalaではしばしば上部の縫合線に沿って狭い翼をもつ。)、長さ4.5~10㎝×幅2~4㎝、鞘に2~8個種子が入り、円形~切形の先はかなり幅が広く、頂部に鋭い嘴がある。種子は平ら、楕円形~円形、直径約2㎝、黒色又は褐色。
世界に7種があり、アジア南部に広く分布し、インド~ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナム、中国南部、日本、フィリピン、マレー半島と諸島に分布する。.
基準種 Type. Biancaea scandens Tod. ≡ Biancaea decapetala (Roth) Deg.
ジャケツイバラ属(Biancaea属)の種
1 Biancaea decapetala (Roth) O.Deg. ジャケツイバラ 蛇結茨
synonym Caesalpinia decapetala (Roth) Alston [Flora of China , The Plant List]
synonym Caesalpinia decapetala var. japonica (Siebold & Zucc.) H.Ohashi
synonym Caesalpinia sepiaria Roxb. var. japonica (Siebold et Zucc.) Hand.-Mazz
synonym Caesalpinia decapetala (Roth) Alston [The Plant List , Flora of China]
synonym Caesalpinia japonica Siebold et Zucc.synonym Biancaea sepiaria (Roxb.) Tod.
日本(本州、四国、九州、沖縄)、朝鮮、中国、インド、ネパール、ブータン、パキスタン、スリランカ、バングラデシュ、ラオス、タイ、ベトナム、ミャンマー、インドネシア、ミャンマー、フィリピン原産。中国名は云实 yun shi 。 英名はshoofly, cats claw, wait-a-bit。別名はカワラフジ。南北アメリカ、アフリカ、オーストラリアなどに広く帰化している。
和名の由来は蔓がからみ合う様子が蛇がからみ合う様子と似ていることから。別名にあるよう、川沿いでよく見らる。稀に秋に開花することがある。
落葉蔓性木。茎に多数の鋭い刺があり、バラ科のようでもあるが、マメ科に属す。葉は長さ20~40㎝の2回偶数羽状複葉、羽片は3~8対つく。小葉は羽片に5~12対つき、長さ約1~2.5㎝の長楕円形。長さ約30㎝の総状花序を上向きに出し、黄色の花を多数つける。花は直径25~30㎜の5弁花。花弁は長さ1~1.2㎝、上の花弁1個だけが小さく、赤色の斑紋がある。萼片は5個、先が円く、ほぼ花弁と同色。雄しべは10個、ほぼ花弁と同長、赤色を帯び、花糸は下部で固まり、軟毛で覆われる。果実は長さ7~10㎝、5~10個ほどの種子(豆)を入れる。種子は長さ約1㎝の惰円形、黒褐色。花期は5~6月。2n=22, 24。
2 Biancaea godefroyana (Kuntze) Molinari & Mayta ビアンカエア・ゲデフロヤナ
synonym Caesalpinia godefroyana Kuntzeカンボジア、タイ、ベトナム原産。低木林、乾燥土壌、砂質土壌に生える。
つる性低木、高さ3mにもなり、短い棘がある。托葉は三角形、長さ0.8mm。葉は葉軸が長さ10~20cm、羽状複葉。小葉は(4)5~6対、互生または対生する。小葉柄は長さ約1mm。小葉は楕円状長円形、長さ15~35mm×幅10~15mm、先は円形、基部は不等。総状花序は腋生で、頂部の円錐花序に合体する。苞は直立し、三角形、長さ2~3mm。小花柄は長さ6~8mm、毛があり、上部で節がある。萼片は毛があり、一番下の萼片は強く凹面形。花弁は外側が白色、内側が帯黄色、旗弁は2裂し、中央に向かって狭まり、2本の縦溝のある爪部になる。花糸は密に毛がある。子房は密に細柔毛があり、胚珠は2~3個。豆果は花托上につき無柄、外形は倒卵形、長さ6~7cm×幅2~2.5cm、基部は狭まり、拡大して切形となり、先端は嘴状に長く伸びる。種子は1~3個、扁平、卵形、長さ12~14cm×幅8~10mm。花期と果期は10~1月[e-Flora of Thailand]。
3 Biancaea millettii (Hook. & Arn.) E. Gagnon & G. P. Lewis ビアンカエア・ミレッティー
synonym Caesalpinia millettii Hooker & Arnottsynonym Pterolobium subvestitum Hance
中国(広東省、広西チワン族自治区、湖南省、江西省)原産。中国名は小叶云实 xiao ye yun shi。標高200~800mの灌木地、丘陵地帯、渓流沿いに生える。
つる植物で、全体に棘があり、鉄さび色の微軟毛がある。葉は長さ19~20 cm、葉軸には反り返った棘が対にある。羽片は7~12対つき、小葉は15~20対、互生し、長円形、長さ7~13mm×幅4~5mm、両面に鉄さび色の毛があり、下面にはかなり密にあり、基部は斜めの切形、先は鈍円形。円錐花序は腋生で長さ30cmまで。花は多数、上部に小さく集まり、花序の下部にはまばらにつく。小花柄は長さ約1.5 cmで、まばらに微軟毛がある。萼片は5個、最下部の萼片は長さ約8mm、その他は長さ約5mm。花弁は帯黄色、ほぼ円形、幅約8mm、上部の花弁はより小さく、幅約4mm、爪部がある。雄しべは長さ約1cm。花糸の下部には細柔毛がある。雌しべは雄しべよりわずかに長く、長さ約1.3cm。子房と花柱の下部には毛がある。柱頭は切形、毛がある。豆果は倒卵形、背側の縫合線は真っすぐで、狭い翼があり、微軟毛がある。バルブは革質、棘はなく、成熟すると背側の縫合線に沿って裂開する。種子は1個、褐赤色、光沢があり、腎形で、約・長さ11mm×幅6mm、環状の脈がある。花期は8~9月。果期は4月、9~12月。
4 Biancaea oppositifolia (Hattink) Molinari & Mayta ビアンカエア・オポジティフォリア
synonym Caesalpinia oppositifolia Hattinkボルネオ島原産。標高600mまでの原生林内の河川敷および空き地に生える。
つる植物。托葉はほぼ円形、長さ35mm×幅45mm・以下、宿存性。葉は対生し、葉軸の羽片は4~6対、小葉は5~8対、楕円形~長円形または倒卵形、基部は不等または斜めの鈍形または切形、先は鋭形、鈍形~鈍形で凹形、長さ2.5~4.5cm×幅1.2~1.9cm。小花柄は長さ5~10mm。萼片は両面に密に細かい毛~綿毛がある。雌しべには伏した細い毛が密にある。花期と果期は10~12月。
5 Biancaea parviflora (Prain) Mayta & Molinari ビアンカエア・パルビフロラ
synonym Caesalpinia parviflora Prainsynonym Caesalpinia minutiflora Elmer
synonym Caesalpinia borneensis Merr.
synonym Caesalpinia stipularis (Prain) Ridl.
タイ、マレーシア、ボルネオ島、フィリピン原産。低標高の茂み、常緑樹林、原生林や開拓地に生える。
低木またはつる植物で、棘がある。托葉は長円状披針形(卵形または三角形)、長さ(5.5~)8~20mm×幅(1.5~)3~10mm。葉は葉軸が長さ15~25cm、羽片は7~10(~14)対、小葉は6~18対つき、対生し、無柄、楕円状長円形(長円形~倒卵形)、長さ(4.5~)8~25(~28)mm×幅(2.5~)4~10mm、先は円形またはわずかに凹形または微凹形またはわずかに微突形、基部は非常に不等または斜めの鈍形または切形。総状花序は腋生で、頂生の円錐花序に合体する。苞は線形、長さ約1mm、脱落性。小花柄は長さ4.5~7mm、毛があり、上部近くに関節がある。萼片は両面に密に毛~細かい綿毛があり、最下部の萼片はより大きく、より凹面形である。花弁は帯黄色、旗弁はより小さく、中央に向かって狭まり、内側に毛がある。花糸には毛がある。雌しべは長くて細い伏せ毛が密にある。子房は毛があり、2胚珠。豆果は花托上にほぼ無柄でつき、外形は倒卵形で斜め、長さ4.5cm×幅2cm、基部は狭まり、先端は拡大して切形。種子は2個で、扁平で円形、直径約2cm。花期・果期は10~12月。
6 Biancaea sappan (L.) Tod スオウ 蘇芳
synonym Caesalpinia sappan L.
synonym Biancaea sappan (L.) Tod [YList , Kewscience , GRIN]
原産地不明。中国、台湾、インド、スリランカ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム、マレーシア、アフリカ、アメリカに分布。中国名は苏木 su mu。
小高木。高さ6m以下、古い枝や莢を除いて±微軟毛がある。枝は密に目立つ皮目がある。葉は長さ30~45㎝、羽片は7~13対、対生し長さ8~12㎝。小葉は10~17対、間隔が狭く、無柄、長円形~長円状菱形、長さ1~2㎝×幅5~7㎜、紙質、両面とも無毛又はまばらに毛があり、側脈は細く、両面で目立ち、縁近くで連結し、基部は斜め、羽片の軸に鈍角でつき、先は微凹形又は円形。円錐花序は頂生又は腋生、葉の長さとほぼ同長。苞は脱落性、披針形、大きい。花柄は長さ約1.5㎝、微軟毛がある。花托は浅い鐘形。萼片は5個、不等長、下側の萼片は他より大きく、僧帽形。花弁は黄色、広倒卵形、長さ約9㎜、最も上の花弁は先が全縁、基部はピンク色を帯び、爪部がある。雄しべはわずかに突き出す。花糸は下部に密に軟毛がある。子房は灰色のビロード状、柄があり、胚珠は3~6個。花柱は細く、毛がある。柱頭は切形。豆果は赤褐色、光沢があり、わずかに扁平、類長円形~長円状倒卵形、長さ約7㎝×3.5~4㎝木質、基部まで漸尖し、先は斜めの切形、上側の縁に鋭い嘴をもつ。種子は3又は4個、薄褐色、わずかに扁平、長円形。果期は5~10月。果期は7~3月。2n=24。
7 Biancaea scabrida L.M.Choo ビアンカエア・スカブリダ
マレーシア原産。石灰岩の丘陵地に生える。種小名はラテン語のscaberに由来し、多数の微細な突起があるため、触ると粗いことを意味する。これは、萼片の両面に短く硬い毛がありザラつくことに由来する。
棘のあるつる植物。成熟した茎は不明。若い茎は褐色~赤褐色、表面は浅く条線があり、微細な毛があり、小さな直立または綿毛があり、規則的な間隔で短い内曲した棘がある。托葉は見られない。葉は互生する。葉柄は長さ(1.8~)3.5~4cmで、上面にわずかに溝があり、短い綿毛で覆われている。葉軸は長さ8.6~17.1cm、葉柄と同様に綿毛があり、葉軸の棘は内曲しており、長さ2~3mm×幅1~2mm、各羽片の基部に1対、隣接する羽片間に1~3(~5)対ある。羽片は2~6対あり、長さ4.1~9(~16)cm。小葉は対生し、(3~)5~9対が、対生する。小葉柄は長さ約1mm。小葉の小葉身は不等な卵形~楕円形、長さ(1.2~)1.6~5.3cm×幅(0.4~)0.7~1.9cm、基部は鈍形~斜めの切形、先は鋭形~鈍形だが先端は丸く、上面は乾くと鈍い灰褐色、無毛だが、中脈の下部には毛が生え、下面は乾くと帯赤色または黄褐色、無毛だが、中脈にはごくまばらに毛が生え、中脈は両面ともわずかに隆起し、二次脈は両面ともわずかに隆起し、三次脈または網状脈は上面では明瞭に見えないが、下面ではより顕著に隆起し、腺はない。花序は円錐花序で、腋生または腋上生(supra-axillary)または頂生し、長さ18~30cm×幅5.4~13.3cm、枝分かれして総状花序になる。個々の総状花序は円錐花序に3~7個つき、長さ7~23.1cm。花序軸は綿毛に微細な毛があり、短い直立毛を持つ。苞は三角形、長さ1~2mm×幅1~1.5mm。花序の他の部分と同様に綿毛を持つが、早期に脱落し、発達中の花序、または蕾がまだ密集している発達中の花序の先端にのみ見られる。小苞はない。総状花序に花が約20~50個つく。小花柄は長さ3~4mm、毛がある。蕾は卵形、約・長さ3mm×幅2mm、毛があり、硬い短い毛を持つ。花托は長さ2~3mm×幅1~2mm。萼片は5枚、ほぼ等長、広三角形~卵形、新鮮なときは薄緑色、長さ2.1~3.3mm×幅(0.7~)1~1.8mm、外面は短く硬いザラつく毛があり、縁には密に毛があり、内面はまばらにザラつく毛があり、主に萼片の中央部にある。花弁は5枚、ほぼ等長、楕円形~倒卵形~狭卵形、新鮮な時は明るい黄色、長さ3~4.5mm×幅1.1~1.8mm、爪部は長さ0.5~0.8mm、拡大部は両面とも無毛、爪部には軟毛があり、黄色の表面に褐色の線として脈が見える。旗弁は他より厚く、長円形~広長円形、長さ3.8~4.5mm×1.3~2mm、爪部は長さ1~1.8mm、外面の下半部に密に毛が生え、内面の中央は絨毛があり、爪部の縁には密に毛が生える。雄しべは10本。花糸は薄緑色、長さ3.1~6mm。基部は半分以上まで密に絨毛があり、上部は無毛。葯は背側につき、狭い披針形または卵形、暗褐色、長さ0.6~0.8mm×幅0.2~0.4mm。雌しべは1本。子房は無柄、長円形~楕円形~披針形、長さ1.6~2.3mm×幅0.8~1mm、密に軟毛~剛毛があり、硬い直立した毛がある。花柱は長さ3.2~3.8mm、軟毛があるが、花柱の上の方ではまばらになる。柱頭は黒色、やや厚くなり、縁は無毛または非常に短い縁毛があり、開口部の直径は約0.3mm。若い豆果は扁平で木質、形は倒卵形~楕円形、先は斜めの切形~鋭形、乾くと黄褐色になり、長さ4~4.6cm×幅2.1~2.4cm、基部は円形、無柄(子房柄はない)、先は背側(内側)で不等に長くなり尖り、表面は平滑で光沢があり、微軟毛があり、非常に細かく短い黄色の直立した毛であり、ほとんど見えない。果時の小花柄は長さ4~6.5mm、花托と接合する部分に関節がある。種子は1個、扁平な楕円形の円盤形で、長さ1.5cm×幅1~1.2cm×厚さ0.1cm、表面は暗褐色、種子を囲むように細かい亀裂として水平な線が現れる。
旧ジャケツイバラ属(広義)
familiy Fabaceae - genus Caesalpinia高木、低木又はつる性、刺をもつ。葉は互生、2回羽状複葉。小葉は互生又は対生、小さく又は大きい。花序は総状花序又は円錐花序、腋生又は頂生。花は黄色又は橙黄色、中形又は大形。花托筒は凹面。萼片は離れ、覆瓦状、下部の咢片は大きい。花弁は5個、しばしば爪部があり、広がり、4個は普通円形、ときに、長円形、最も上の花弁は小さく、色、形及び毛が他と異なる。雄しべは10本、2輪につく。花糸は太く、基部に毛がある。葯は卵形又は楕円形、背着で多方向。子房は胚珠が1~7個。花柱は円柱形。柱頭は切形又は中央で中空。豆果は扁平又は膨れ、卵形~長円形~披針形、ときにかま形、翼は有又は無、平滑又は刺があり、革質又は木質、まれに肉質、裂開又は非裂開。種子は卵形又は球形、胚乳は無い。
世界に約100種があり、汎世界的に分布する。
Caesalpiniaグループの26属
旧ジャケツイバラ属(Caesalpinia)は汎世界的な多数の種を含む属であった。Caesalpiniaグループはマメ科のCaesalpinioideae 亜科の約205種を含む汎世界的はクレードである。属を見直し、26属に分割整理された。Caesalpinia属は残ったがアメリカ産の9種(現在は10種)だけとされ、ジャケツイバラはBiancaea属となった。このため、Biancaea属をジャケツイバラ属とし、Caesalpiniaはカエサルピニア属となった。01 Hererolandia E. Gagnon & G. P. Lewis, gen. nov. 刺镰豆属(Chinese)
02 Lophocarpinia Burkart 冠果豆属(Chinese)03 Haematoxylum L. 采木属(Chinese)
04 Paubrasilia E. Gagnon, H. C. Lima & G. P. Lewis, gen. nov. ブラジルボク属
05 Caesalpinia L., descr. emended(解説修正) E. Gagnon & G. P. Lewis カエサルピニア属 アメリカに10種 小凤花属(Chinese)
06 Denisophytum R. Vig., descr. emended E. Gagnon & G. P. Lewis 蜂金凤属(Chinese)
07 Tara Molina, descr. emended E. Gagnon & G. P. Lewis 刺苏木属(Chinese)08 Coulteria Kunth, descr. emended E. Gagnon, Sotuyo, & G. P. Lewis 梳萼豆属(Chinese)
09 Gelrebia E. Gagnon & G. P. Lewis, gen. nov. 驼夹豆属(Chinese)10 Hultholia E. Gagnon & G. P. Lewis, gen. nov. 含羞云实属(Chinese)
11 Guilandina L. 鹰叶刺属(Chinese)
12 Moullava Adans., descr. emended E. Gagnon & G. P. Lewis 肉荚云实属(Chinese)
13 Biancaea Tod., descr. emended E. Gagnon & G. P. Lewis ジャケツイバラ属 6種
14 Pterolobium R. Br. ex Wight & Arn. 老虎刺属(Chinese)15 Mezoneuron Desf. 见血飞属(Chinese)
16 Cordeauxia Hemsl. 鹧鸪豆属(Chinese)
17 Stuhlmannia Taub. 赤腺檀属(Chinese)
18 Cenostigma Tul., descr. emended E. Gagnon & G. P. Lewis 穴柱豆属(Chinese)
19 Libidibia (DC.) Schltdl., descr. emended E. Gagnon & G. P. Lewis 豹苏木属(Chinese)
20 Balsamocarpon Clos 脂荚豆属(Chinese)21 Zuccagnia Cav. 苍耳豆属(Chinese)
22 Stenodrepanum Harms 狭镰豆属(Chinese)
23 Hoffmannseggia Cav. 羽蔺豆属(Chinese)
24 Arquita E. Gagnon, G. P. Lewis & C. E. Hughes 柄腺苏木属(Chinese)
25 Pomaria Cav. 蜂苏木属(Chinese)26 Erythrostemon Klotzsch, descr. emended E. Gagnon & G. P. Lewis 天凤花属(Chinese)
参考
1) Flora of ChinaCaesalpinia
Biancaea Tod.
Caesalpinia
doi: 10.3897/phytokeys.71.9203
A new generic system for the pantropical Caesalpinia group (Leguminosae)
Caesalpinia pulcherrima
Caesalpinia pulcherrima
Caesalpinia parviflora Prain